【オリンピック日本代表について】前園真聖独占インタビュー!
文/戸塚 啓
──スペインから勝ち点を奪うために、必要なことは?
「スペインにはバルサで普通に出ている選手──チアゴ・アルカンタラとかクエンカのような選手もいるわけで、オーバーエイジも使ってきたら、相当な力があるのは間違いない」
──優勝候補にもあがっていますし。
「スカウティングをしたうえでゲームに臨むと思いますが、実際にピッチに立たないと分からないところがある。『相手のここに警戒しろ』とか『ここを突け』と指示されても、ピッチに立つと微妙に違うっていうことが。そのあたりをいかに早く整理して、時間の経過とともに戦い方を変えていけるのかが、すごく重要になってくると思う。ある程度やれるという感触を抱けば、勝ち点3を狙うことになるでしょう。逆に、想像以上に差があるという肌触りなら、勝ち点1狙いへシフトするとか」
──なるほど。その見極めはポイントになりますね。
「万が一にも0対3とか1対4で負けてしまうと、得失点差にも響く。負けるとしても最少失点、0対1にとどめたい」
「スペインにはバルサで普通に出ている選手──チアゴ・アルカンタラとかクエンカのような選手もいるわけで、オーバーエイジも使ってきたら、相当な力があるのは間違いない」
──優勝候補にもあがっていますし。
「スカウティングをしたうえでゲームに臨むと思いますが、実際にピッチに立たないと分からないところがある。『相手のここに警戒しろ』とか『ここを突け』と指示されても、ピッチに立つと微妙に違うっていうことが。そのあたりをいかに早く整理して、時間の経過とともに戦い方を変えていけるのかが、すごく重要になってくると思う。ある程度やれるという感触を抱けば、勝ち点3を狙うことになるでしょう。逆に、想像以上に差があるという肌触りなら、勝ち点1狙いへシフトするとか」
──なるほど。その見極めはポイントになりますね。
「万が一にも0対3とか1対4で負けてしまうと、得失点差にも響く。負けるとしても最少失点、0対1にとどめたい」
──2戦目以降については? 関塚隆監督とスタッフは、大陸予選を視察に行っているようです。
「第2戦で対戦するモロッコは、すでにホンジュラスと対戦している。大会に入ってからスカウティングができる。もちろん、データがすべてではありませんが」
──現時点で注目されるのは、やはりオーバーエイジです。本気でメダルを狙うなら、オーバーエイジが必要なのは間違いありません。
「23歳以下の選手からすると、オーバーエイジが入ってくるのは複雑だと思う。自分たちの世代で予選を勝ち抜いたわけだし、一緒に戦ってきたチームだから。僕らのときも、『自分たちで作り上げてきたチームだ』という気持ちは強かった」
──アトランタ五輪のチームについては、最初からオーバーエイジは使わない方針が決まっていました。その後、シドニー、アテネの両大会は使って、北京は使わなかった。北京五輪の反町康治監督はオーバーエイジを加えようとしたけれど、遠藤保仁が体調を崩し、大久保嘉人は所属クラブの許可を得られなかった。
「北京のときはそう、色々あったでしょ。だから、オーバーエイジを使うことには良い面と悪い面……悪いというか、リスクはある。23歳以下の選手心理は複雑だし、監督も大変だと思う。短期間でオーバーエイジを入れて、チームにフィットするのかということはあるし」
「第2戦で対戦するモロッコは、すでにホンジュラスと対戦している。大会に入ってからスカウティングができる。もちろん、データがすべてではありませんが」
──現時点で注目されるのは、やはりオーバーエイジです。本気でメダルを狙うなら、オーバーエイジが必要なのは間違いありません。
「23歳以下の選手からすると、オーバーエイジが入ってくるのは複雑だと思う。自分たちの世代で予選を勝ち抜いたわけだし、一緒に戦ってきたチームだから。僕らのときも、『自分たちで作り上げてきたチームだ』という気持ちは強かった」
──アトランタ五輪のチームについては、最初からオーバーエイジは使わない方針が決まっていました。その後、シドニー、アテネの両大会は使って、北京は使わなかった。北京五輪の反町康治監督はオーバーエイジを加えようとしたけれど、遠藤保仁が体調を崩し、大久保嘉人は所属クラブの許可を得られなかった。
「北京のときはそう、色々あったでしょ。だから、オーバーエイジを使うことには良い面と悪い面……悪いというか、リスクはある。23歳以下の選手心理は複雑だし、監督も大変だと思う。短期間でオーバーエイジを入れて、チームにフィットするのかということはあるし」