植木大輔、キムヨンデ 独占インタビュー!
植木:「彼氏、彼女じゃないことは間違いない(笑)」
キム:「大学のキャンパスで僕は見てたけど・・」
植木:「なんで僕はキムを見つけられなかったんだろう??」
キム:「オーラ放ってましたもん、植木さん!」
キャンパスで何度かすれ違っていたはずのふたりだが、卒業して数年後、大学の体育会の式典(表彰)の場で、改めてお互いの存在を認知することになった。※大阪産業大学
■アメフトとラグビーの違いは?
ふたりは、大学時代にアメフト部とラグビー部に所属していたが、競技の違いを聞いてみた?!
植木:「(私服の)スタイルが違う!」
キム:「アメフト選手って、似たような格好しますよね(笑)・・ラルフのハーフパンツにキャップに・・・って感じで」
街中を歩いていても、体格・雰囲気でアメフトとラグビーの選手の違いが分かるという。
ちなみに、植木さんは大学からアメフトを始め、それまでは、ずっと野球少年だった。
植木:「プロ野球の世界に行くのは難しいと思っていた矢先に、いろんな縁で、アメフトを薦められ・・」
キム:「ポジションによって求められる能力がまったく異なるんですよね」
植木:「野球しかやってこなかったけど、活かせるポジションもあると言われたこともあって、この世界でやっていこうと思った」
キム:「ラグビー自体、大学から始める人が少なく(年間で数人)遅くとも高校からやっているので・・」
植木:「そういう考え方でいうと、ラグビーのほうが、競技人口の裾野は広いと思うな」
植木:「4月から5月の新入部員勧誘はすごかったね、ラグビーをやってたと聞けば半ば強引にアメフト部の部室に連れて行ったり、サッカー部から部員を仮パクしたりね・・(笑)でもその後、社会人で活躍して、世界で戦う選手になったから、きっと良かったんやで」
植木:「いろんな役割(ポジション)があり、各々の能力が活かせるしアメフトは大学から始めても決して遅くはないと思う」
■プロになったきっかけとは?
キム:「僕はたまたまなんですよね。ラグビーは、社員選手とプロ選手が交じり合うスポーツなんです。最初に訪れたチームのトライアウトでOKが出たタイミングで、プロとしてプレーしないか、というお話を頂いたのがキッカケです」
植木:「逆にアメフトでいうと、プロ契約はほとんどないような気がするな」
そこで、仕事を持ちながら、アメフト選手としても活躍する植木さんから、『両立』に関するこんな言葉が・・・
植木:「仕事に対する期待にも応えなくてはならないし、アメフトの結果も出さなければいけないことに対して、周りから、『両立大変じゃないですか?』と聞かれるのだけど、家庭と仕事など、みんなそれぞれ、どっかしらで『両立』をしているわけですし、その一つとして考えればアスリートだけが特別というわけではありません。
100%の中で、50:50でやろうとするとどっちつかずになってしまうので、両方100%でやっていこうと三年目ぐらいに思った。それまでは悩むことが多かったな。
今は、100:100でやっている。
それで初めて『両立』と言えるんじゃないかな。
アマチュアでも、意識は高くもって取り組んでいきたいと思う」
キム:「アマチュアとプロについて考えてみると行き着くところ、時間とか報酬とかそういうことじゃないと思うんです。取り組む姿勢こそがアマチュアなのかプロフェッショナルなのかを分けるような気がします。アマチュアは、自分のやっていることに対して『スポーツ対自分』になるけど人に向けてパフォーマンスを見せる、発信するといった部分があるのがプロフェッショナルだと思う。お金を払って見に来てくださる人達にどれだけ満足してもらえるか、そういうパフォーマンスを追求するかどうか。そのために日々どういう姿勢で取り組めるかですよね。自分で納得するだけでなく、人をも納得させるようなプレーをしていきたいと思う」
植木:「スポーツに限らず、自分はプロフェッショナルだと思って取り組める人は、強いと思う。チームプレーだから、ひとりだけの能力がズバ抜けていても勝利には結びつかない。全員の意識改革、特にキムの言うプロフェッショナルとしての姿勢が必要になると思う」
■印象に残った試合は?
植木:「ドイツ遠征の試合が印象に残ってますね。相手の平均身長がズバぬけて高くて、とにかくデカかった・・(ちなみに植木さんは166cm)自分の良さや強みを考えた上で、試合運びをイメージしたら、その通りにプレーできたこと。小さくても全然いけるやん。そう思えたのは自信に繋がったな」
キム:「僕は、日本A代表としてスコットランド遠征に行ったときの試合が印象的でしたね。相手にとっては代表選考試合。新聞にはウォーミングアップゲームには丁度いい相手だって書かれていた。こてんぱんにやられるムードが漂ってたんです。一泡吹かせたいという気持ちで取り組んだら、結果、負けたけれど、僅差だった。翌朝の現地の新聞では我々の戦いぶりが称賛されていたんです」
■お互いはどんなプレイヤー?
植木⇒キム
植木:「野生だよね・・・(笑)キムのタックルは、これまでの俺が見てきたラグビーイメージを(いい意味で)ぶち壊したけど・・」
キム:「普段は、ナイーブで繊細ですよ。野生とは程遠い(笑)」
キム⇒植木
キム:「ミスター・ストイックですね、植木さんは。好奇心と向上心の塊だと思う」
■トレーニング
植木:「自分のフレーム(体格)のなかに出来るだけ筋肉をつけて、パワー負けしないようにしようと思っている。タックルについてもラグビーや、格闘技、その他スポーツを研究したりしている。
キム:「筋トレとかは?」
植木:「基本的なことをやっているけど、足は、たけトレが中心かな・・・」
キム:「たけちゃんトレーニング!」
植木:「乳酸ひたすら溜めて、ピークに合わせてキレを作っていく感じ」
キム:「今年は乳酸と友だちになろうと思って、僕もけっこうやりましたよ(笑)」
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