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サムライロックオーケストラ公演記念特集池谷直樹インタビュー！

■サムライロックオーケストラという舞台を始めようとしたきっかけとは？

僕は10年間で1,500回以上マッスルミュージカルを公演してきたのですが、昨年に起きた東日本大震災の影響で予定されていたイベントや興行が中止になりました。僕自らも、東北に行き炊き出しに行ったりしましたが、そういうことだけではなく『じゃあ、何が僕にできるんだろう』と考えた時にやはりこの舞台をやってきたことを無駄にしたくないと感じたし、僕たちのパフォーマンスを観てお客さんが元気になったり勇気づけることで日本を再生していくことができるのではないか？ということでこの新しい舞台を立ち上げようと思ったんです。

■サムライ（マッスル）×オーケストラという発想はどこから？

今度僕が演出するということになって、まず何が必要かなと考えたときまず初めに考えたのは音楽なんですね。音楽をもっと進化させたり音楽を舞台上で見せるということをやりたいなと思ったので、昔からの知り合いだったＤ・Ａ・Ｉに電話で協力してほしいと伝えました。実はちょうどその頃、Ｄ・Ａ・Ｉもバイオリンのプロジェクトを進めていたこともあって意見が合致したんですが、Ｄ・Ａ・Ｉは、歌詞のない音楽だけで。僕らは、パフォーマンスだけで表現をする・・それをひとつに融合させたのがサムライロックオーケストラだと思っています。

■そのサムライロックオーケストラの魅力とは？

音楽とパフォーマンスが融合した舞台です。音楽は生バンドでベース、ギター、ドラム、キーボード、バイオリンなどの演奏がありますが、僕たちのパフォーマンスのバックバンドなどではなく、全員が主役であって、今までにない新しい融合を皆さんに体験してほしいと思っています。パフォーマンスについても、ストーリー性もあって魔法使いも出てきたりとか（笑）舞台の上は、魔法の世界。魔法使いが、いろいろなことを繰り広げるストーリーになっています。

■始動し始めて苦労したところを教えてください。

苦労ばかりです、今でも（笑）まず、生バンドを使うということの大変さに直面しました。スピーカー１個にしても、大きな違いがあることについてそこまで考えてなかった。新しいパフォーマンスのプロを集める苦労もありましたね。自分は演出家としてこうしていきたい。ただ、どこまでそれが可能なのか・・僕だけの力じゃなくてサムライに関わっている全ての人の力が集結して出来るものなので、舞台監督　音響、照明さんも　パフォーマー、バンドチーム、みんなが力を合わせないと出来ないミュージカル。だからこそ、その頑張りや、みんなの一生懸命さが観に来る人に感動を与える事が出来るんじゃないかなと思っています。

■メンバーの基準は？

オーディションをやりました。基準は動きもそうだし、ダンスではなく、腕立て伏せ何回できる？腹筋は何回できる？ジャンプは何回できる？腹筋は割れてる？縄跳びにしても何重跳びが何回できるかなども含めて選抜しているのでそういう面ではやはり運動能力にたけたものが出ていると思います。運動能力のたけている者だけが集められてるので、普通のミュージカルとは違うと思います。舞台上では歌も台詞もないので、見せれるのは身体と運動神経ということになります。宙返りは全員できますよ（笑）普通のミュージカルは踊るけど宙返りしないでしょ！？

■サムライロックと名づけた理由

サムライというのは武士が出てくるわけではなくサムライスピリットという気持ちだとか魂だとかそういう一つのものを立ち上げていこうという気持ちとしてサムライロックを立ち上げました。また今後海外に持っていきたいということも含めてサムライ公演というものを付けました。

■見所を教えてください。

生のバンドと、僕たちパフォーマーの融合ですね。普通のミュージカルは舞台があって堀の中でオケピが弾いていますが、サムライロックオーケストラは舞台上で　一緒にパフォーマンスをする。魔法使いが出てくるストーリーによって子供から見ても楽しめるし、家族連れで来てもらっても楽しめるし、お父さんお母さんも楽しめる。もちろんカップルで来ても楽しめるし、20代の娘さんと40・50代のお父さん、お母さんと一緒に観に来ても楽しめるというミュージカルだと思います。