【アーティスト・ミュージシャン】KOJI独占インタビュー
──曲作りって・・・例えばリリースの時に作る派ですか?それとも、溜めといて?
いや、いや、思いついたら音ですね。
文明の利器に付いていけないんで、俺が。
ホントにiPhoneに自分でギター弾いて音を録って、それを繋げてって・・・ていう作り方ですね。
メロディを頭に思い浮かべてコードを付けていく・・・
メロディ先行ですね。
道を歩いてるときに、なんか、(あ、これいいな・・・)って思ったメロディが出てきたりして、それを繋げていくって感じですね。
他の人たちだと詞が先って人も最近多いですよね。
昔はいなかったですけどね。
歌メロが出てきてサビから作ったりとか、ギター弾いてて、(あ、これ繋げていこうか)
みたいな。
ストックはすっごいいっぱいあるんすよ。
ヘタしたら何百曲くらい作れるくらいにパターンはあるんですけど。
最近は逆に自分っぽく無い曲、今までに無い曲を作ろうとしてますね。
これ、もうガラッと変えて、こんなっぽいの作ってみようか、とか、誰っぽいのを作って俺らしいアレンジしてみようかとか。
──「BRAND NEW DIMENSION」に関しては?
これは今までのイメージとは違うんですけど、オープニングで重たくしよう、だとか、そういうイメージである程度イントロだけ最初ベース音で作っちゃった曲を弾いてそれを繋げたんだみたいな感じですね。
4曲を選んだっていうのは単に今回“夢”をテーマにしているので。
夢とか希望とかなので、その曲が入ってるって感じですね。
──これももともとのストックで?
いや、これはスタジオで作ったんですね。
こういうのどうかなぁっていうのを弾かせてみて、このフレーズならドラムはこういうのがカッコイイかなとか、こういうのが得意じゃないかなとか、そういうのを考えながら、ここでバーン登場したらどうかなとか、そういうのを考えながらやってますね。
──ルーツは、いわゆる・・・ロック?
なんですけど、それ思ったんですけど、意外とね、アイドルの曲だったり、耳に入ってくる全てが結構自分の中にメロディが入ってくるんですよ。
だからハードロックも・・・基本、パンクとハードロックって仲が悪いワケですよ。
で、全然やってることも違うし、水と油なんですけど、俺の中ではどっちも聴けて、どっちも吸収できて使っちゃうんで。
だから、あんまりジャンルへの拘りとか全く無いっすね。
出来た音が自分の音なんで。
──なるほど。
じゃあ、この4曲とも全然イメージの違うなんですね?
そうですね。
ビートっぽい曲だったり。
全然違いますね。
オープニングもちょっと重たい曲だったりとかしてるんで。
これも売らなきゃならないんですけどね。
でも、今回のはハッキリ言って名刺代わりなんですよ。
で、シングルとアルバムって違うじゃないですか。
シングルっていうのは大衆向けの良いものをみんな選んで、で、逆にスゴイことをやってても売れない人もいっぱいいるじゃないですか。
イイことをやるのが売れる時代じゃないんだなって。
でも、イイことやりつつ、分かり易い曲をちょっと今回はリリースしたって感じですね。
──「つかみ」ということですか?
そうですね。
だから今度フルを。