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–先日（6月18日）のブログのエントリーでは、第１弾の“Knaggs GuitarsのKOJIモデル”を披露されていましたが、素敵ですね！ まず、「Knaggs Guitars」との出合いについて教えてください。
最初はね、ギターショップでFriedmanていうアンプを勧められたんだけど、それがスティーブスティーブンスのシグネチャーアンプだったんです。スティーブスティーブンスは、マイケルの「Dirty Diana」を弾いてたり、トップガンのサントラを弾いている僕が一番好きなギタリストです。その時は、「誰これ？」っていう感じで彼のことを知らなくて、興味を持ったのでいろいろ調べたんですよ。そしたら、スティーブはKnaggsを使用していることがわかって。それからKnaggsを探して、日本だけでなくNYやLAとか行く先々で試弾したら、すごいギターでもう一目惚れ。「オレここのギターが欲しい！」って思って、KnaggsのマネージャーのPeter Wolfにアポを取ってプロフィールを送ったんですよ。

–で、「KOJIだけのギターを作る」ということになって。
そうです。で、すぐにアメリカに飛んで、作ってもらってハワイで初めて手にして。

–「Tom Anderson」「Sadowsky」「Suhr」に続く４社目のオリジナルギターですが、「Knaggs Guitars」はKOJIさんにとって特別思い入れのあるギターなんですね。
「Knaggs Guitars」を愛用するミュージシャンは、世界有数のギタリストばかりだし、“Knaggsters”と称されて毎年NAMM SHOWでは、彼らがいろんなブースでプレイして存在感を見せ付けているんです。本当のギターを求めているすごい人たちが集結しているその中で、オリジナルのモデルがあるのは日本人では僕だけなんです。

–KOJIさんのオリジナルモデルも含め、「Knaggs Guitars」は日本でも購入できるんですか？
残念ながら、現在日本では販売元がないんですよ。以前はあったんですけど、他のギターメーカーとは違って生産がすべて手作りなので、なかなか量産も難しくて。日本でも素晴らしいギターだというのは認知されているんですけど、値段もそこそこしてしまうしね。でも、その素晴らしさを広めるためにオレが今頑張ってるんですよ！　それが、オレの使命だと思ってるんで。

–現在は第２弾、第３弾と製作が進んでいるとお聞きしましたが、どんなギターなんですか？
第２弾はまだピックアップができていないんですけど、イギリスの「Bare Knackle」というメーカーで、今年のNAMM SHOWでオーダーして帰ってきまして、すでに完成しています。３本目は、LINDY FRALIN(リンディーフレーリン)っていうまた違うアメリカのメーカーと、アームっていうのを変えて、もうすぐ製作に入るところです。

–KOJIさんのこだわりが詰まった力作。ぜひたくさんのギターを愛する方たちに手にして欲しいですね！
完成するのを一番待ち望んでるのは僕だけど（笑）。どのギターも全部違うスペックにして、でもどれも、世界のどんなやつが使ってるギターにも負けない作りにしてます。自信作ですね。

–そんな世界中を飛び回って活躍しているKOJIさんですが、最後に今後の予定について聞かせてください！
オレまったくね、自分でスケジュールを覚えてないんだけどさ（笑）。やっぱりマネージャーとかに頼らないで自分たちで動かないと人の苦労もわからないし、自分が何やってるのかもわからなくなるしさ。音楽だけやってたら多分もうオレ音楽やめてますよ。まず、プロデューサー、メンバーとして参加している「BrighNation」のライブも現時点で秋までスケジュールが入ってるし、映画などのソロ活動もあります。あと、アビーロードでレコーディングした「NW8」もソールドアウトに近いので、そろそろ嫌いなレコーディングも考えています（笑）。楽しみにしててください！

–盛りだくさんでKOJIさんから目が離せないですね。今日はありがとうございました。
ありがとうございました！　


取材・文/RIE SAITO

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