小池里奈独占インタビュー
★☆『赤×ピンク』2014年2月22日(土)角川シネマ新宿ほか全国ロードショー☆★
――そんな里奈ちゃんが出演する映画「赤×ピンク」が間もなく公開!“青春ガールズ格闘系アクションムービー”ということで、撮影はハードだったのでは?
「今まで、こういう感じの作品をやったことがなかったので、不安もあったんですけど。ほかのキャストの人たちも同じく不安だったみたいで、クランクイン前にちゃんと話し合いの場を持とうということになったんです。そこで自分の思ってることを話し合ったおかげで、全員で同じところに向かって撮影に臨めた気がします」
――具体的に、どんなことを話し合ったの?
「原作のこのシーンはすごく好きだから入れてほしいとか、ここの関係性はこうだと思うとか、この人はこういう服は着ないんじゃないかとか。私も、この言葉はセリフにしないで表現したほうがいいんじゃないかとか、コーラのシーンは入れたいとか、けっこういろいろ言いました」
――コーラのシーンって?
「その場にまゆ(里奈ちゃんの役名)はいないんですけど、コーラを飲みながらみんながやっと自分のことを話して打ち解けるというシーンがあるんです。この作品は、みんながそれぞれ悩みを抱えているんだけど、だんだんと成長していくというお話なので。そのシーンは大事にしたいなと思って」
――まゆは、どんな女の子?
「小さい頃に親からDVを受けて、心に傷を負ってる女の子です。だから、心がそんなに動かなくなってるんじゃないかなって。ガールズ・ブラッドのメンバーといるときは楽しいけど、それ以外は感情をオフにして生活してるんじゃないかなと思ったので、そこを大事にしながら演じました」
――そうやって、自分が未経験のことを演じるのは難しくはない?
「このお話を初めて読んだとき、こんなこともあるんだ!? って衝撃を受けて。自分が経験したことがないからこそ、キチンと演じないといけないなって思いました。でも、最初にみんなで話し合ったとき、自分はこういうふうにまゆを演じていこうというのを決められたので、わりとすんなり役に入ることができたかな。それに、撮影に入る前にアクションの稽古があったりして、みんなで過ごす時間があったので、それぞれの関係性を十分に築いてからインできたのもよかったですね」
――アクションは初挑戦?
「そうなんです! 稽古期間はあざができたりと、最初はホントに大変で、もうやりたいくないと思ったんですけど(笑)。だんだんと(アクションが)できるようになると楽しくなってきて。最終的にはいい形に持っていけたんじゃないかなと思います」
――特に頑張ったので見てほしい! というシーンは?
「最後の戦いのシーンは、実際の戦いだけじゃなくて、今までの自分の殻をやぶるという意味も入ってるので。それぞれの成長をぜひ見てほしいです!」
――作品全体の見どころを教えて!
「トラウマにとらわれてる自分を変えて生きていくんだって、成長していく姿が描かれてるので、そこが見どころですね。見終わった後、スッキリするし、“自分もこのままじゃダメだ、変わらないと!”みたいな気持ちになれると思います」
――タイトルの“赤”は大人、“ピンク”は少女を表現しているけど。里奈ちゃん自身は自分を色にたとえると?
「えーっ、なんですかね!? う~ん、私はまだ“ピンク寄りのピンク”かな(笑)。でも、二十歳になったせいか、しっかりしたいと思うことが多くなったんですよ。まずは、自分の部屋の片づけをして、しっかりと気持ちも整理してから、大人として歩んでいきたいなと。早く赤になれるようにがんばります!」
――そして、間もなく公開される映画「テコンドー魂~Rebirth」にも出演しているんだよね。
「私はテコンドー一家の長女で、アナウンサーという役どころです。こちらでは私はアクションはやってないんですけど、みなさんのアクションシーンがカッコいいんですよ! 私自身、ものすごく感動した作品なので、ぜひぜひ見てほしいです!」
――では、これからの抱負を聞かせてください!
「職業系の役…刑事とか看護師さんとか、そういう学生じゃない役とかも、いろいろやってみたいですね。二十歳になったので、グラビアも歳相応な感じのものもやっていきたいし。いろいろなことに挑戦して、自分の可能性を広げていきたいです」
――プライベートでは?
「資格を取りたい! とりあえず、整理整頓が苦手なので、整理収納アドバイザーの資格を取りたいなと思ってます(笑)。級が上がっていくと、仕事としてやっていけるみたいなんですよ」
――ひとり暮らしはどう?
「いつになっても自炊は始めないんだなと(苦笑)。そろそろちゃんとひとり暮らしがしたいというか(笑)、ちゃんと自炊をしたりっていうリズムを作りたいなとは思ってるんですけど…なかなか踏み出せなくて」
――料理以外の家事も苦手なの?
「お風呂とトイレの掃除は得意です。でも、それだけですね(笑)。あっ、あと、洗濯も得意なんですけど、洗濯物をたたむのは苦手なんです(笑)」
――車の運転はしてる?
「全然してない…。都内を運転できるようになるのが目標なんですけど、一生ムリな気がしてきました(笑)。車を運転できると、休日にパッとひとりでどこかに行ったりできるじゃないですか。思いついたままに温泉とか行ってみたいんですけどね~(遠い目)」
――では、いまから10年後の30歳は、どんな女性になっていたい?
「30歳!? 全然想像がつかないけど、きっとあっという間なんでしょうね。えっと、30歳では、小さなことにも気づけるような女性になっていたいなって思います。周りのことがちゃんと見えてて“自分自分してない”感じの人って、ステキだなと思うので。自分らしさも忘れず、キチンと気配りができる人になりたいです」
インタビューア:林桃
ご提供数 : 3名様
応募締切 : 2月24日(火)10:00まで