世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
──他に“○○ド○○ド”と“料亭”の差は何ですか?
取り組み方の違いですか?
まず、目的が違うじゃないですか。
お店を増やしてたくさん売って儲けようっていう大型チェーンと、少ないお客さんを相手にそのお客さんの人生を変えるくらいのものを出そうという料亭の違い。「店舗数を増やせばいいのに」って言われているけど、安易に増やさないわけですよ。
それはやっぱり、看板を守ろうとしているんですよ。僕の場合はクオリティーを下げたくないんです。
ですから、僕、今回の番組に出たからって、何のメリットも無いですよ。
今回の場合はドキュメントに出て、注目されて・・・。あ、メリットは本が売れたことだけ。ホントそうなんです。企業じゃないので。
──あぁ、そうですね。
先生の場合は稼働できるのが限られてますからね。
そう。
380件くらい相談の依頼が来たんです。
でも、7人くらいしか診られないんですよ、余裕の空き枠が。
アクセス数が100倍になっても、年収は変わらないですよ。
本の印税が少し・・・。本の印税が少し増加した程度であって・・・。
──それは、ご自身のそういうことは当然そうなんですけど、さっきおっしゃったように、広い意味で言えば、希望を与えたじゃないですけど、そういう部分で意義はあったかと。
そう、そう。そこに意義があって、目的があって、その目的が達成されたとは思ってるんですよ。
取材を受ける条件は、ギャラでも無いし、ドキュメンタリーはギャラなんかゼロだし、やっぱり希望を与えてあげて欲しいって。
でも、それで相談の申し込みが殺到するのも解ってて、『奥田先生に診てもらいたい』ってなるわけですよ。
──じゃあどうするんですか?
なるのは解ってたけど、『受けられないじゃないですか』って言って、日テレのほうにも解ってもらってたんですよ、取材を受ける前から。
じゃあ何なの?って言ったら、僕に診てもらえない人のほうが多いわけですけど、だから“ダメだ”じゃなくて、発達障害の子どもはこんなに変わるんだっていう事実すら知られていない。
一応、“ちゃんとした関わりをすれば・・・”ってこと。
“奥田先生に診てもらえば・・・”にしちゃうと、ちょっと重荷が大きすぎる感じです。
──でも、テレビをご覧になった方々、それで本を読んだ方々・・・やっぱり、理解は深まりますよね。
そうやと思います。
入口としてね。
こんなんやったんやって。
少なくとも、真逆なやり方やってたっていうのに気付けることは大事でしょう。
──“真逆のことをやってました”っていうのは本当に思いました。
なので、“料亭”の話でいうと、学会の中でね、言われたことがあるんですよ。
『奥田先生は、一日100個しか作らない饅頭屋って感じでしょ』って。
『僕らは、饅頭を食いたいって言う人がいるから、一万でも十万でも作ることを考えてる』って言われました。
で、『あ、そうですか。それも分かります、それも大事でしょうね』って。
でも、僕は饅頭というよりは薬やと思ってやってるんです。
だから、たくさん売ってどうのっていうより、本当に必要な、何処に行っても直らないっていう子たちを助ける仕事やと思ってます。
『小さい仕事やってんな』って言う人もいるけど、誰かがクオリティーの高いものをキープしておかないといけないでしょう。
ですので、今回の視聴者のウケはまぁ良かったなと思いますけど、学会の中では“あのやり方は・・・”って相変わらず異端視されているかもしれませんね。別にいいけど。
──でも、それは、だからこそ大学を辞められて・・・ですよね。
そうです。自分にとって、資格も肩書きも権威もいらないですから。
取り組み方の違いですか?
まず、目的が違うじゃないですか。
お店を増やしてたくさん売って儲けようっていう大型チェーンと、少ないお客さんを相手にそのお客さんの人生を変えるくらいのものを出そうという料亭の違い。「店舗数を増やせばいいのに」って言われているけど、安易に増やさないわけですよ。
それはやっぱり、看板を守ろうとしているんですよ。僕の場合はクオリティーを下げたくないんです。
ですから、僕、今回の番組に出たからって、何のメリットも無いですよ。
今回の場合はドキュメントに出て、注目されて・・・。あ、メリットは本が売れたことだけ。ホントそうなんです。企業じゃないので。
──あぁ、そうですね。
先生の場合は稼働できるのが限られてますからね。
そう。
380件くらい相談の依頼が来たんです。
でも、7人くらいしか診られないんですよ、余裕の空き枠が。
アクセス数が100倍になっても、年収は変わらないですよ。
本の印税が少し・・・。本の印税が少し増加した程度であって・・・。
──それは、ご自身のそういうことは当然そうなんですけど、さっきおっしゃったように、広い意味で言えば、希望を与えたじゃないですけど、そういう部分で意義はあったかと。
そう、そう。そこに意義があって、目的があって、その目的が達成されたとは思ってるんですよ。
取材を受ける条件は、ギャラでも無いし、ドキュメンタリーはギャラなんかゼロだし、やっぱり希望を与えてあげて欲しいって。
でも、それで相談の申し込みが殺到するのも解ってて、『奥田先生に診てもらいたい』ってなるわけですよ。
──じゃあどうするんですか?
なるのは解ってたけど、『受けられないじゃないですか』って言って、日テレのほうにも解ってもらってたんですよ、取材を受ける前から。
じゃあ何なの?って言ったら、僕に診てもらえない人のほうが多いわけですけど、だから“ダメだ”じゃなくて、発達障害の子どもはこんなに変わるんだっていう事実すら知られていない。
一応、“ちゃんとした関わりをすれば・・・”ってこと。
“奥田先生に診てもらえば・・・”にしちゃうと、ちょっと重荷が大きすぎる感じです。
──でも、テレビをご覧になった方々、それで本を読んだ方々・・・やっぱり、理解は深まりますよね。
そうやと思います。
入口としてね。
こんなんやったんやって。
少なくとも、真逆なやり方やってたっていうのに気付けることは大事でしょう。
──“真逆のことをやってました”っていうのは本当に思いました。
なので、“料亭”の話でいうと、学会の中でね、言われたことがあるんですよ。
『奥田先生は、一日100個しか作らない饅頭屋って感じでしょ』って。
『僕らは、饅頭を食いたいって言う人がいるから、一万でも十万でも作ることを考えてる』って言われました。
で、『あ、そうですか。それも分かります、それも大事でしょうね』って。
でも、僕は饅頭というよりは薬やと思ってやってるんです。
だから、たくさん売ってどうのっていうより、本当に必要な、何処に行っても直らないっていう子たちを助ける仕事やと思ってます。
『小さい仕事やってんな』って言う人もいるけど、誰かがクオリティーの高いものをキープしておかないといけないでしょう。
ですので、今回の視聴者のウケはまぁ良かったなと思いますけど、学会の中では“あのやり方は・・・”って相変わらず異端視されているかもしれませんね。別にいいけど。
──でも、それは、だからこそ大学を辞められて・・・ですよね。
そうです。自分にとって、資格も肩書きも権威もいらないですから。
──お話しはこのあと、後編に続きます。
奥田先生からの素敵なプレゼントもございます。
近日中の公開を予定しております。
奥田先生からの素敵なプレゼントもございます。
近日中の公開を予定しております。