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放送作家内村宏幸独占インタビュー

──全く無名で売れてなかった人がブレイクしたりっていうことを何回も経験されていると思うんです。
売れてないときにそういう方を見て（あ、これは光るな。これは売れるな･･･）って思っていて、実際にブレイクした方の代表ってどなたですか？
うーん･･･
もちろん一番身近で見ていたのでウッチャンナンチャンはそうですし、今、マセキに所属している人はだいたい身近で売れない頃から知っていてネタも見てあげていたので･･･
現在活躍している狩野英孝、ナイツ、いとうあさことか。
あの辺はホントにあっという間っていう感じでした。

──狩野英孝さんはそんなに下積みの時代は無かったんですか？
いや…。
でもね、結構頑張っていたっていうか、ま、ラッキーなほうだと思うんですけど、下積みというか、ライブにはずーっと出てましたね。
昔から、あのイケメンキャラでやっていたんですけど、すぐに売れたっていうわけじゃないんです。
５～６年くらい掛かったんじゃないかな。
その頃は事務所で電話番をしてましたから。
僕が最初に出会ったのが７～８年前なんですけど、事務所で電話番をするっていう規則があって、そこで狩野英孝に初めて「イケメンキャラでやってます。お願いします」って挨拶をされたんですよ。
本当に垢抜けない普通の…田舎から出てきた青年って感じでしたよ。
そこから３～4年ですかね、ブレイクしたのは。

──今、また違った形でブレイクしていますよね、狩野英孝さん。
ははは(笑)
最近、進化して違った形になってますね。
良かったですよ、一発屋で終わらなくて(笑)

──ナイツさんも売れていない時期があったんですか？
ありましたよ。
だから、今も変わらないですけど、浅草の劇場にはずーっと昔から出ているんですよ。
ああいう師匠方がいらっしゃる劇場に。

──当初から腕というか･･･面白かったんですか？
それとも更に面白くなったんですか
ナイツの場合は、有名になったあの言い間違えていくっていうスタイルを見つけてから急にドーンと。
もちろん、話術は当初からありましたね。
ツッコミの土屋君のほうが、グッと一段上手くなりました。
割と漫才コンビの場合は、ツッコミが上手くなると格段に面白くなるっていうのがあるんですよ。
どうしてもボケのほうが脚光を浴びちゃうんですけどね。

──近年ですよね、ツッコミが重要視されるようになったのは。
そうですね、お笑いの進化とともにそういう感じになってきましたね。