【SOCCER NOTE】名波浩 独占インタビュー
──ポイントは?
名波:まずは守備でしょう。昨年のブラジル戦ではボールを廻せたものの、4点も取られた。ブラジルはカウンターの8割ぐらいを成功させたでしょう?
僕自身も現役当時はそうだったけれど、自分がいいイメージを持ってそれを具現化して100点の答えを出した攻撃のプレーよりも、自分のミスから失点したとか、判断のミスで突破されたシーンを、鮮明に覚えているもの。そのへんのイメージは、選手みんなが持っていると思う。
──次はこうやって対処するという具体的なイメージを持って、ブラジルとの再戦を迎えられるわけですね。
名波:イタリアも奪ったあとの速さがあり、違いを加えられる選手が前線にいる。マルキージオとかモントリーボとか、そつなくアベレージ以上のことができる曲者的な選手もいる。
メキシコ戦は“ガチ”のポゼッション対決になると思う。南米でやるメキシコには慣れがあるというか、日本はなかなか南米でやったことがないからアウェイ感はあるかもしれないけど、それでもいい試合をするのでは。
──来年のブラジル・ワールドカップで上位に進出する可能性を、現時点で語るとすると。
名波:それはもちろん、高いと言っていいでしょう。
名波:まずは守備でしょう。昨年のブラジル戦ではボールを廻せたものの、4点も取られた。ブラジルはカウンターの8割ぐらいを成功させたでしょう?
僕自身も現役当時はそうだったけれど、自分がいいイメージを持ってそれを具現化して100点の答えを出した攻撃のプレーよりも、自分のミスから失点したとか、判断のミスで突破されたシーンを、鮮明に覚えているもの。そのへんのイメージは、選手みんなが持っていると思う。
──次はこうやって対処するという具体的なイメージを持って、ブラジルとの再戦を迎えられるわけですね。
名波:イタリアも奪ったあとの速さがあり、違いを加えられる選手が前線にいる。マルキージオとかモントリーボとか、そつなくアベレージ以上のことができる曲者的な選手もいる。
メキシコ戦は“ガチ”のポゼッション対決になると思う。南米でやるメキシコには慣れがあるというか、日本はなかなか南米でやったことがないからアウェイ感はあるかもしれないけど、それでもいい試合をするのでは。
──来年のブラジル・ワールドカップで上位に進出する可能性を、現時点で語るとすると。
名波:それはもちろん、高いと言っていいでしょう。
──何か課題があるとしたら?
名波: どうですかね……とりあえず、テストマッチで一喜一憂しないことは大事かなと。上積みできたものと失敗体験をうまくシンクロさせながら、階段を上がっていってほしい。海外組のなかには、所属クラブで試合に出続けることが難しい選手もいる。そういうことにも一喜一憂しないのが大事だと思う。代表で日頃のストレスを解消するぐらいの気持ちでもいい。
──国内組はどうでしょうか?
名波:海外組でコンスタントに選ばれているのは、14、15人ぐらい。GKの控えは国内組の2人で、合計すると16、17人。国内組のなかでは、遠藤(保仁/ガンバ大阪)、今野(泰幸/ガンバ大阪)、前田がレギュラー格として起用されている。あくまで現状ですが、20人前後はメンバーが固まっているわけです。可能性を持った選手は何人もいるけれど、代表定着がかなりの狭き門なのは間違いないでしょう。
──可能性のある選手のなかから、名前をあげるとすると?
名波:前提条件として、実際に代表チームにハメてみないと分からないところはある。それを踏まえたうえで言うと、森重(FC東京)は選ばれていいと思う。“ポスト遠藤”の人材では、青山(敏弘/サンフレッチェ広島)とか。
7月の東アジアカップは、スケジュール的に国内組だけで戦うことになるはず。メディアで名前があがっている山田(大記/ジュビロ磐田)とか柴崎(岳/鹿島アントラーズ)、原口(元気/浦和レッズ)といった選手は、そのタイミングで呼ばれるかもしれない。海外組なら金崎(夢生/ニュルンベルク)とか。Jリーグで好調な柿谷(曜一朗/セレッソ大阪)も、潜在能力はもちろん高い。2列目はホントに選択肢が多いですよ。
名波: どうですかね……とりあえず、テストマッチで一喜一憂しないことは大事かなと。上積みできたものと失敗体験をうまくシンクロさせながら、階段を上がっていってほしい。海外組のなかには、所属クラブで試合に出続けることが難しい選手もいる。そういうことにも一喜一憂しないのが大事だと思う。代表で日頃のストレスを解消するぐらいの気持ちでもいい。
──国内組はどうでしょうか?
名波:海外組でコンスタントに選ばれているのは、14、15人ぐらい。GKの控えは国内組の2人で、合計すると16、17人。国内組のなかでは、遠藤(保仁/ガンバ大阪)、今野(泰幸/ガンバ大阪)、前田がレギュラー格として起用されている。あくまで現状ですが、20人前後はメンバーが固まっているわけです。可能性を持った選手は何人もいるけれど、代表定着がかなりの狭き門なのは間違いないでしょう。
──可能性のある選手のなかから、名前をあげるとすると?
名波:前提条件として、実際に代表チームにハメてみないと分からないところはある。それを踏まえたうえで言うと、森重(FC東京)は選ばれていいと思う。“ポスト遠藤”の人材では、青山(敏弘/サンフレッチェ広島)とか。
7月の東アジアカップは、スケジュール的に国内組だけで戦うことになるはず。メディアで名前があがっている山田(大記/ジュビロ磐田)とか柴崎(岳/鹿島アントラーズ)、原口(元気/浦和レッズ)といった選手は、そのタイミングで呼ばれるかもしれない。海外組なら金崎(夢生/ニュルンベルク)とか。Jリーグで好調な柿谷(曜一朗/セレッソ大阪)も、潜在能力はもちろん高い。2列目はホントに選択肢が多いですよ。