GOD&SIZUKU ユニットでメジャーデビュー
——その降りてきたものを、どうやって形にしていくのですか?
SIZUKU:GODが、自分で歌ったものをカセットテープに吹き込んで(笑)。
GOD:俺はカセットしか使えないので。
SIZUKU:今どき(笑)。
GOD:SIZUKUに「iPhoneで録ったらええやん」と言われるんだけど、iPhoneだと巻き戻しと早送りのやり方がわからないから。やっぱり“シャーッ!(テープの巻き戻しや早送りの際に出る音)”じゃないと(笑)。
SIZUKU:絶対にiPhoneのほうがやりやすいのに〜。
GOD:編曲は口で説明するんですよ。「オープニングにキーボードをこういうふうに入れて」って。でも、それだとわかりにくいから、どうにかしてくれと言われて(笑)。最近はYouTubeの映像を見て……。
SIZUKU:映像というか、音楽ね。
GOD:「この小節からここまでは、こういうメロディーにして」という形にしたら、今回のアルバムに協力してくれた数人のアレンジャーから「こっちの方がいいわ」と言われました(笑)。今回のアルバムの5曲目の「愛するプレアデス」は、元々第二回世界環境サミットのテーマソングとしてSIZUKUwith MAZAKIが歌った歌で、今回のアルバムのサウンドプロデューサーでもある西澤正明さんが映画ベンハー序曲のような壮大な編曲をしたり、フジテレビのヒットドラマ「リップスティック」や「眠れる森」の音楽監督の神津裕之さんや、SPEEDのHIROのソロ楽曲を編曲家してる夏目さんに対しても「この部分はアレンジのイメージが違うと言って平気で何度もダメ出しするぐらい」俺は編曲の完成系が頭に入っていたんです。
SIZUKU:しかも、ダメ出しが長い(笑)!
GOD:アレンジャーもプロだから、こだわるでしょ。初めに上がってきたものを聴いて、俺がやり直しをお願いするじゃないですか。たぶん、そのときはブツブツ文句を言ってると思うのよ(笑)。でも、最終的に「やっぱりGODさんの感性はさすがだね」って言いますからね。
——『闇に負けるな〜』というタイトル……。
GOD:よくぞ聞いてくれました!
SIZUKU:いや、まだ質問の途中だから(笑)。
GOD:あっ、どうぞどうぞ!