ANXRA(アンギュラ)独占インタビュー
「アメリカが呼んでいる!」——仕事を辞めて渡米
5歳でマジックに出会って、20代で志村けんさんにマジック指導されるまでになったその間のことを教えてください。
中学2年の時だったかな…父にカードを買ってもらって、そこからカードマジックにはまって、プロになりたいと思い始めたんです。それで、進路調査の書類にも「マジシャンになりたい」って書いたんです。そうしたら、先生に「ふざけんな」って叱られましたねえ(笑)。先日、同窓会があったんだけど、その時に同級生に「お前だけだよ、夢叶えたの」って言われました。先生もいらしてたけど、当時のエピソードはお忘れでしたね(笑)。
高校ではあだ名が「師匠」で、休み時間になると「師匠、マジック見せてくれよ!」って友達がやってきてた。でも、だんだんプロのマジシャンになるのは難しいこともわかってきてたんです。当時の日本はマジシャンでも徒弟制度みたいなものがあることを知って、「無理だ…」って。だから、高校を卒業してからは短大に行き、普通に就職してました。
そこからどういうきっかけでプロに…?
働いていた頃にひょんなきっかけでアメリカ行きの話があったんです。仕事関係ではなくてね。「行こう!」と思い立って仕事を辞めてアメリカに渡りました。仕事を辞める時の僕のセリフったら「アメリカが呼んでるから行ってきます」で、今思えば自分でも「何だ? その言葉」なんですけど、当時はそう思ったんですね(笑)。
アメリカに渡ってからは最初は英語を学ぶ学校に行ってたんだけど、もっとアメリカにいたくなって大学に行って、簡単に卒業したくないからと3年生をずっと続けてました(笑)。そんな中、大学に、ある有名なマジシャンがやって来てマジックを披露する機会があったんです。その方には以前会ったことがあったので、楽屋に挨拶に伺っていろいろと話をさせていただいてたら、マジックキャッスルの話になって…。
5歳でマジックに出会って、20代で志村けんさんにマジック指導されるまでになったその間のことを教えてください。
中学2年の時だったかな…父にカードを買ってもらって、そこからカードマジックにはまって、プロになりたいと思い始めたんです。それで、進路調査の書類にも「マジシャンになりたい」って書いたんです。そうしたら、先生に「ふざけんな」って叱られましたねえ(笑)。先日、同窓会があったんだけど、その時に同級生に「お前だけだよ、夢叶えたの」って言われました。先生もいらしてたけど、当時のエピソードはお忘れでしたね(笑)。
高校ではあだ名が「師匠」で、休み時間になると「師匠、マジック見せてくれよ!」って友達がやってきてた。でも、だんだんプロのマジシャンになるのは難しいこともわかってきてたんです。当時の日本はマジシャンでも徒弟制度みたいなものがあることを知って、「無理だ…」って。だから、高校を卒業してからは短大に行き、普通に就職してました。
そこからどういうきっかけでプロに…?
働いていた頃にひょんなきっかけでアメリカ行きの話があったんです。仕事関係ではなくてね。「行こう!」と思い立って仕事を辞めてアメリカに渡りました。仕事を辞める時の僕のセリフったら「アメリカが呼んでるから行ってきます」で、今思えば自分でも「何だ? その言葉」なんですけど、当時はそう思ったんですね(笑)。
アメリカに渡ってからは最初は英語を学ぶ学校に行ってたんだけど、もっとアメリカにいたくなって大学に行って、簡単に卒業したくないからと3年生をずっと続けてました(笑)。そんな中、大学に、ある有名なマジシャンがやって来てマジックを披露する機会があったんです。その方には以前会ったことがあったので、楽屋に挨拶に伺っていろいろと話をさせていただいてたら、マジックキャッスルの話になって…。
マジックキャッスル?
ハリウッドに『マジックキャッスル』というところがあるんです。ゲストパスがないと入れない、関係者じゃないと入れないマジックを見ることができる場所。だからガイドブックにも載ってないようなところなんですね。そこにどうしても行ってみたかったから、マジックキャッスルにも出ていらっしゃるその方に「マジックキャッスルのゲストパスをいただけませんか?」と聞いてみたんです。そうしたらいとも簡単に「いいよ」って。そして、パスに名前を書かれるんですが、その時に「次は君がこれを書く人になりなさい」と。
かっこいいセリフですね!! それでマジックキャッスルに入れたんですね!
そう。そして見に行った時に年下の21歳の若手のマジシャンを紹介されたんです。「この子にマジックを教わるといい」ということで。その場で連絡先を交換して交流が始まり、マジックはもちろん英語も教わっていました。
そんなある日、その子から突然「(マジックキャッスルのメンバーになる)オーディションが決まったから」って言われて。勝手にエントリーされていたんです。聞いた時はびっくりしたんですけど、オーディションを受けることになり、そして見事合格して、マジックキャッスルのメンバーになれました。
すごいですね! そこからプロに?
マジックキャッスルの裏に『山城』という日本料理の店があって、その21歳の子がそこでハウスマジシャンをやっていたんだけど、「今日は忙しいから行けない」ということがあって、その時に「日本人の店だしちょうどいいんじゃないか? 代わりにやらない?」って言われ、代役として行ったんです。
たびたび穴埋めで行っていたら、そのうち、その子が売れっ子になって山城を辞めてしまったので、そのままハウスマジシャンになったんです。それがプロとしての始まりかな。まだ学生だったんでセミプロでしたが。あー…でも、自分で「プロで行くぞ!」という気持ちになったのはコンテストで優勝してからですね…。
ハリウッドに『マジックキャッスル』というところがあるんです。ゲストパスがないと入れない、関係者じゃないと入れないマジックを見ることができる場所。だからガイドブックにも載ってないようなところなんですね。そこにどうしても行ってみたかったから、マジックキャッスルにも出ていらっしゃるその方に「マジックキャッスルのゲストパスをいただけませんか?」と聞いてみたんです。そうしたらいとも簡単に「いいよ」って。そして、パスに名前を書かれるんですが、その時に「次は君がこれを書く人になりなさい」と。
かっこいいセリフですね!! それでマジックキャッスルに入れたんですね!
そう。そして見に行った時に年下の21歳の若手のマジシャンを紹介されたんです。「この子にマジックを教わるといい」ということで。その場で連絡先を交換して交流が始まり、マジックはもちろん英語も教わっていました。
そんなある日、その子から突然「(マジックキャッスルのメンバーになる)オーディションが決まったから」って言われて。勝手にエントリーされていたんです。聞いた時はびっくりしたんですけど、オーディションを受けることになり、そして見事合格して、マジックキャッスルのメンバーになれました。
すごいですね! そこからプロに?
マジックキャッスルの裏に『山城』という日本料理の店があって、その21歳の子がそこでハウスマジシャンをやっていたんだけど、「今日は忙しいから行けない」ということがあって、その時に「日本人の店だしちょうどいいんじゃないか? 代わりにやらない?」って言われ、代役として行ったんです。
たびたび穴埋めで行っていたら、そのうち、その子が売れっ子になって山城を辞めてしまったので、そのままハウスマジシャンになったんです。それがプロとしての始まりかな。まだ学生だったんでセミプロでしたが。あー…でも、自分で「プロで行くぞ!」という気持ちになったのはコンテストで優勝してからですね…。