独占!イチローの兄、鈴木一泰がイチローの移籍を振り返る!
──野球以外では何に興味をもっていたのでしょうか?
野球以外では・・・ まぁ、スポーツではないですけど、音楽の趣味が共通だったりとか、そんな感じですかね。僕は、いわゆるヒップホップカルチャーというものがすごく好きなので、まぁ、そういうものを自分で、当時まだ情報がまったくなかったので、そういう情報を自分が集めたりしていたのを、弟が興味をもったっていうのはあるかもしれないですね。
弟も少なからず影響を受けているでしょうね。
──なるほど、音楽ですか!!
ところで何年か前(2008シーズン)の打席入場テーマ曲が石川さゆりさんの
『天城越え』でしたよね?
これ、言っていいのかどうかわからないんですけど、
日本のあるシーズンまでは僕が選曲していました。
──え!そうなんですか!これって書いちゃっていいですか?
まぁ、いいんじゃないですか、もう(笑)
今年どの曲がいいかなぁ?って相談されて、こんなのもいいんじゃない?って話は何度かしたことがありましたね。
メジャーにいってからは自分で選曲していたはずですね。
天城越えについては・・・
アメリカに行くと、日本というものを非常に感じられるものだと思うんですよ。僕がたまに仕事で行っても、そう感じるくらいなんで。住んでるってことは余計にそうだと思うんです。
なので、そういう中から出てきたものなのか、単純に知り合いとしてのものなのかはわからないですけど。
──イチローさんに対して、ファンが抱いているイメージって、求道者だったり、ストイックだったり、クールだったり、だと思うんです。これは、成績を残すにつれ、記録を打ち立てるにつれ、存在が大きくなり、影響力が高まってゆく中で、言動、立ち居振る舞いに変化が生まれたのですか?
たぶん、年齢によって変化してきたものなんじゃないですかね。
まぁ、インタビューだけ見てれば、そう見えますよね・・・もちろん、ファンはプライベートを知りませんから・・・インタビューでの受け答え、テレビでの特集番組でしかわからないわけです
インタビュアーが友達とういわけではないでしょうし、冗談めいた話も普通だったらしないと思いますし、記者会見ともなればあまり冗談もいえないでしょうし、まぁ、そういうものばかりが、こう、わりとテレビで報じられているというか、ということだと思うんですけど。
プライベートというか、普段はもちろんそんな感じではないですし。
──僭越な質問ですが・・・決して強いとは言えないチーム(マリナーズ)に何故、長期間在籍したのでしょうか?もっと強いチームで、常に優勝争いできるチームで、プレーしたいとは思わなかったのでしょうか?
これはあくまでも僕の推測ですが・・・
オリックスのときも、結局、そんなに強いチームじゃなかったですよね。でも95年に震災があって、その翌年、日本一になった。、絶対勝てるチームよりも、当時の震災からの復興という雰囲気の中で、みんなでそういう目標をもってやるっていうような、与えてもらっている環境で、自分の出せる力を出し切るというか・・・そういうタイプだと思うので。
そうですね、タイプ的には彼はそうだと思います。
たまたま今回はそういうチームになったというところなんでしょうね。
──引退、あるいは引退後の姿って想像できますか?
うーん・・・どうでしょうね・・・野球やってる姿しか見てきてないので・・・
なかなか想像しづらいですね・・・指導者になるんですかね・・・
──指導者ですか?全然違う、例えばアーティストとか、表現者とかは?
本人は何にも考えてないと思います。そういうのは(笑)
絶対考えてないと思いますよ。
だって、野球のことしか考えてないですから。
もちろんプライベートはありますけど、
中心はやっぱり野球選手ってところで・・・時間を過ごしているというか・・・
まぁ、男は皆、職業で、生活が回っていくというか、そういうものなので・・・
皆さんと同じように。
弟はそれがたまたま野球だったということなんでしょうね。
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