カクトーク 第6弾 最終回!ラストサムライ 武田幸三選手
(幸) 人の心を動かすには、やっぱり人一倍の努力と覚悟を見せなきゃ人は動かないですからね、仕事は。 格闘技もそうだったし、役者も同じですよね。安廣さんも先生って仕事は他人の子供を預かる訳じゃないですか、自分の子供のようにね、自分の命を変えてでも子供は守らなきゃいけないし、身体張らなきゃいけない。子供の人生変えますからね、本当に尊い仕事ですよ。
(安) ホントおっしゃるとおりです。
(幸) キックの後輩なんかには、命を懸けろって言わないといけないじゃないですか、でも自分の命じゃないから、複雑です。 この職業を選んだ以上、ファイトマネーを一円でももらってる以上、命かけないといけないから、でも自分が選手じゃないから、怖い。
指導者の立場としてそこまでは言えないっていうか、人の命だから、五体満足でご両親に返さなきゃいけないですし、厳しい事言わなきゃいけないんだけど、、。
(安)難しいですよね、教えるっていうのは。 強さとか、礼儀とか、礼儀って みせる事ですからね、言うんじゃなくて、みせる。
(幸)そうか、みせるか、そうか、だから後輩挨拶しないんだ。
(笑い)
現役のころ 道場では一言もしゃべらなかったもな、いつも試合と同じだと思ってやっていたから。 みせるか。
(安) そうなんですよね、挨拶や礼儀ってみせる事なんですよね、親がやってないと子供にいくら言っても説得力ないですからね、子供ができないのは親ができないからで、だから子供だけ礼儀を身につけるって 親が変わってくれなきゃ道場で幾らみせても効き目が薄いっていうか、親が気づいてくれないと厳しいですよね。 だから逆に大人に教えてあげてねって言ってますけど。
(幸) みせるか~ ほんとそうですね、勉強になります。