【今年6月末に現役引退、今後の転向は?】藤田俊哉インタビュー!
文/戸塚 啓
すべての原動力は「好奇心」
──その好奇心は、現役時代から変わりませんね。藤田俊哉という人間が前へ突き進むための「原動力」でしょう。
「何事も自分の眼とか感覚で確かめたいタイプかも。人の感覚って、ボクの場合は当てはまらないことがあって。周りの人たちが『大変だ、大変だ』っていうことも、『そんなに大変かなっ』て思うことがある(苦笑)。やっぱりみんな、見えないことに対する恐怖心があるのかな。でも、それを一歩踏み越えたら、『あれっ、大丈夫だ』ってこともあるでしょう?」
──心のハードルを飛び越えることに、抵抗感のないタイプですよね。
「そう思ってはいるけれど、これからもそうなのかは分からないしね。だから、見てみたい。監督がどれくらい厳しい状況で仕事をしているのかに、ものすごく興味がある。いざ自分が監督業に向かっていったときに、どんな行動を起こすのか。何を考えるのか。強者たちのなかで、どうやって自分は生き抜くのか。どうやってチームをまとめるか。そのときに、どうやってアイディアを出せるのか。自分の力量が試されるわけで、それが楽しみなんですよ」
──オランダへはどれぐらい滞在する予定で?
「あまり決めずに行こうかな、と。出発は来年の夏以降です。シーズンが始まる前の、7月ぐらいかな。でも、サインをするまでは分からないけどね(笑)。フェンロの会長との話のなかでは、ボクが成長して監督をやるというプランもあるみたいだけど、それは自分のスキルがふさわしいレベルに達したり、人間関係のなかで認められたりするのが前提になる。自分の力を示さないとダメだから、時間はかかるでしょう。3年か、4年か。5年かもしれない。向こうで自分の居場所を確立したら、ずっといればいいかな、と思ってますけどね」
──ずっと、ですか!
「Jリーグである程度やった僕ぐらいの選手が、ひとりぐらい向こうのサッカーシーンで働いてるっていうのもいいでしょう? で、居座っちゃったとか(笑)。日本にもそういう元選手の方とか指導者がいるわけで。振り返れば、セルジオ越後さんだって、ラモス瑠偉さんだって、最初から日本にずっと住むつもりで来たわけじゃないでしょう。ボクたち日本人にも、やがてはそういう時代が来ると思うし。選手がこれだけヨーロッパへ出ていく時代になんだから、指導者だってそうなっても不思議じゃない」
「何事も自分の眼とか感覚で確かめたいタイプかも。人の感覚って、ボクの場合は当てはまらないことがあって。周りの人たちが『大変だ、大変だ』っていうことも、『そんなに大変かなっ』て思うことがある(苦笑)。やっぱりみんな、見えないことに対する恐怖心があるのかな。でも、それを一歩踏み越えたら、『あれっ、大丈夫だ』ってこともあるでしょう?」
──心のハードルを飛び越えることに、抵抗感のないタイプですよね。
「そう思ってはいるけれど、これからもそうなのかは分からないしね。だから、見てみたい。監督がどれくらい厳しい状況で仕事をしているのかに、ものすごく興味がある。いざ自分が監督業に向かっていったときに、どんな行動を起こすのか。何を考えるのか。強者たちのなかで、どうやって自分は生き抜くのか。どうやってチームをまとめるか。そのときに、どうやってアイディアを出せるのか。自分の力量が試されるわけで、それが楽しみなんですよ」
──オランダへはどれぐらい滞在する予定で?
「あまり決めずに行こうかな、と。出発は来年の夏以降です。シーズンが始まる前の、7月ぐらいかな。でも、サインをするまでは分からないけどね(笑)。フェンロの会長との話のなかでは、ボクが成長して監督をやるというプランもあるみたいだけど、それは自分のスキルがふさわしいレベルに達したり、人間関係のなかで認められたりするのが前提になる。自分の力を示さないとダメだから、時間はかかるでしょう。3年か、4年か。5年かもしれない。向こうで自分の居場所を確立したら、ずっといればいいかな、と思ってますけどね」
──ずっと、ですか!
「Jリーグである程度やった僕ぐらいの選手が、ひとりぐらい向こうのサッカーシーンで働いてるっていうのもいいでしょう? で、居座っちゃったとか(笑)。日本にもそういう元選手の方とか指導者がいるわけで。振り返れば、セルジオ越後さんだって、ラモス瑠偉さんだって、最初から日本にずっと住むつもりで来たわけじゃないでしょう。ボクたち日本人にも、やがてはそういう時代が来ると思うし。選手がこれだけヨーロッパへ出ていく時代になんだから、指導者だってそうなっても不思議じゃない」