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・・・・ところで、男性の影が薄い気がしますが、男性陣は登場しますか?
一谷伸江
フフフ。登場しますよ。番外編には男性がからむんですよ（笑）。　

相原愛
　本編には登場しませんからねえ。

一谷伸江
　旦那さんや元旦那も出てきますし、中年男性の初恋も出てきますし。ね、めぐみちゃん。

原めぐみ
　私が惚れられる相手です（笑）。

一谷伸江
　それでめぐみちゃん演じるみちるが私のところに相談にくるんですね。で、「人生、自分のために生きている?」って聞くんです。やはりこの言葉がキーワードになってくるんですね。まあ、光子という女性も言ってみれば不倫の末に舞子を生んだわけですからねえ。そのぐらいスコーンとしたおばあちゃんなの。

駒塚由衣
　そういうことですよねえ。要はこっちもイケイケだったんですよ（笑）。

・・・心に残っているご自分の役の台詞はありますか?
駒塚由衣
　最初にも申しました「与えられた時間が長いか短いか、ということではなくてどれだけ充実しているか」ですね。

一谷伸江
　番外編の光子、私ですけど、亡くなる前に「全然心配しないで。私は大丈夫よ」って気丈なの。そして「すべて神様が言う通りですから」と舞子に向けて言う台詞ですね。

相原愛
　私はいろはママとして本編のダンレボに出演していますが、番外編のほうの山川舞子で考えると…。私の台詞ではないんですが、心に残っているのは光子さんの台詞に「子供がうだうだしているのは、次に進むための準備。そのために今、立ち止まっているんだ」といった内容の台詞があるんです。それが印象に残っています。

一谷伸江
　「しゃくとり虫っていうのはね、前に進む時に体の半分をひきつけて一気に前に進むの。止まるのは前に進む準備」

相原愛
　そう、それです!!

原めぐみ
　私はストーリーテラーなんで、説明しているばかりなんですが・・・。みちる役の台詞だと、独身のみちるが「好きなことを好きな時に好きなだけできるってサイコーーー!!」って見栄を張るシーンがあるんです。でもそれって“ひとりぼっち”ってことじゃないですか（笑）。そこでふと思ったのは、私も子供がいないので、「好きなことを好きな時に好きなだけできる」状況なんですよ、まさに。是枝さんは私のこと読んでるなあと。「この台詞を私に言わせるかあ～」ってかんじです（笑）。

清水よし子
　私、45歳の役なんですね。若い?　すみません（笑）。でね、「人生なんてあっという間に45歳になっちゃうから、今は今しかないから一生懸命輝きなさい」って、かおりに言う台詞が好きですね。全くその通りだと思いますもの。

・・・本編、番外編共通のキーバーソンのいろはママ・舞子役であり、11日全公演にぶっ通しで出演される相原愛さん、最後にひと言お願いします。
相原愛
　はい。子供たちの成長過程を描く♪ダンスレボリューション～ホントのワタシ～2015、いろいろな大人の女性が登場する【番外編】♪ダンスレボリューション～ソノトキのワタシ～2015、どんな方が観ても自分に重ね合わせる役や台詞、境遇があると思います。悩みを解消したり、ストレスを発散していただけるのではないかと。ぜひごらんください。築地ブティストホールでお待ちしております!!

TEXT／別府優希
PHOTO／関根孝

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