日本が世界に誇るキャラクターであるハローキティをはじめ、マイメロディやポムポムプリン、シナモロールなど、数々のキュートなキャラクターを送り出すサンリオ。そのテーマパークである屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」にて、オールナイトのハロウィーン音楽イベント「SPOOKY PUMPKIN 2018 〜PURO ALL NIGHT HALLOWEEN PARTY〜」 が、10月27日に開催された。
毎年開催され、今年で5回目を迎えるオールナイトイベント。会場にはドレスコードである「オレンジorパンプキン」を身に着けた人や、ぐでたまなどのサンリオキャラクターをモチーフにした仮装、そして囚人服やゾンビなど様々なコスチュームに身を包んだオーディエンスなどで会場はオープンから満員。思い思いにハロウィーンを楽しむ。
ファンシーであったり、メルヘンチックなトーンで彩られたピューロランドに、この日は3つのステージが設営。まず会場に入ってたどり着く「ピューロビレッジ」にはメインステージが、ミュージカルなどを行っている「フェアリーランドシアター」にはライヴステージが、そして「キャラクターフードコート」にはフードコードステージが登場した。それぞれの会場の音は被ること無く分離しているが、ステージ同士の距離はかなり短く、他の会場が気になったらぱっと見に行くことが出来る、移動にストレスを感じないのも、このイベントの特徴だろう。また、女性専用の大きな更衣スペースや、室内なのでコスプレに対して気温を気にしなくていいホスピタリティの高さも、このイベントの人気を支えている。
メインステージは映画「ビートルジュース」のリディア・ディーツ(ウィノナ・ライダー)に扮装したテンテンコからスタート。続くSSW / トラックメイカーのAAAMYYYから、DJはLEGENDオブ伝説a.k.a.サイプレス上野にバトンタッチ。安室奈美恵やTRF、KOJI1200などJ-POPクラシックを中心にしたプレイに加え、ハローキティを迎えて、ハローキティのバースデーを祝うコールアンドレスポンスで会場を沸かせる。そしてDJスタイルで登場したDJ HELLO KITTYは、DIPLOやYELLOW CLAW、Rihannaなど、EDMからR&B、ベース・ミュージックまで強烈にアゲアゲな選曲で会場を盛り上げる。
現行のテクノからYMOなどのクラシックまで織り込んだTOWA TEIのDJに続いては、SKY-HIが登場。ぐでたまに扮装した彼はゴンドラに乗って登場し、そのまま客席を横断しながらパフォーマンスするなど、観客を沸かせる。そしてサイプレス上野を呼び込んでのサイプレス上野とロベルト吉野“メリゴ feat. SKY-HI”の披露など、エクスクルーシブな展開も込めた、1時間というフェスでは長尺のライヴをやりきった。そして続くセク山は洋邦問わない変幻自在なプレイで会場を沸かせる。弱冠20歳ながら、数々の客演やアルバム「MAKUAKE」で大きな注目を集めるeillのエモーショナルなライヴに続いては、藤原大輔 from MU-STARSが丁寧なDJでこの日のメインステージのトリを務めた。
ライヴステージではMichel Kanekoやmachinaといったソロ・アーティストから、グッドラックヘイワやTempalayといったバンド、そしてヒップホップ・サイドからはスチャダラパーが登場し、それぞれのアプローチで会場を盛り上げる。
またフードコートステージでは、rice water Grooveを皮切りに、MOmやQN、kick a showといったヒップホップ・サイドから、MCウクダダとMC i knowや仮谷せいら、西恵利香 、MC Peroといったフィメール・アーティスト、ハッピーくるくるといったアイドルまで、カオスな程に幅広いアーティストが登場。ニューカマーショーケース的な感触もあり、フードコートステージと言えど、新しい才能たちを体感する事のできる意義深いステージとなっていた。
仮装を楽しむもよし、一部稼働しているライド系のアトラクションを楽しむもよし、そして当然ながら音楽を楽しむもよし、そういった自由度の非常に高いこのイベント。来年はどんなアーティストがサンリオピューロランドを沸かすのか、そしてどんな仮装が来年は流行するのか、また楽しみが増える好イベントだった。
©2018 SANRIO CO., LTD.
文:高木 “JET” 晋一郎
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「【ライブレポート】SKY-HI、サイプレス上野らがハロウィーン音楽フェス「SPOOKY PUMPKIN 」(スプーキーパンプキン)に出演!」