10月6日(土)、神奈川・大磯ロングビーチで開催された「〜ヤングチャンピオン創刊30周年記念〜 OISOアイドルビーチ2018」にまねきケチャが出演し、初日のパラダイスステージのトリを飾った。
「1曲目からうりゃおいしてください」の声通り、冒頭、『冗談じゃないね』が流れたとたん、場内中から「うりゃおい!!」と熱い声が飛び出した。メンバー自身は、いい感じで肩の力を抜き、熱したファンたちを上手くアイドリングしてゆく。祭り気分へ導く楽曲のハンドルを巧みにさばきながら、何時しかまねきケチャは冗談じゃなく会場中に大きな熱を生み出していった。彼女たちの歌声にあわせ「うりゃおい」と声を上げることの、なんと楽しいことか。
「次も盛り上がっていきましょう」、気持ちをウキウキ弾ませる『ありありのあり』の登場だ「これってありかな」と歌いかけるたびに、場内には「ありかもね」と歌い叫びながら大きく手を振る光景が広がりだす。彼女たちの緩い熱狂に促され、いつしか頭を空っぽに熱狂してゆく観客たち。これってありかな//。ありだよね。何時しか僕らは、まねきケチャの掛ける楽しい魔法にしっかりはまっていた。
「頭の螺子緩めてばかになろう」の歌詞通り、『SPRASH』に合わせ会場中の人たちが飛び跳ね、タオクを振りまわしてと大はしゃぎ。メンバーたちも、手にしたタオルを頭上高くクルクルまわし、場内に熱風を巻き起こす。観客たちの騒ぎっぷりとは裏腹に、4人の煽る姿や声がとってもチャーミング。 その様に、僕らのハートは落とされてしまうのかもね。
最後は、やはりこの歌だ。「あー、ぜんぶ ぜんぶ きみのせいかも この世界はまるで地獄だね」、『きみわずらい』が流れたとたんに生まれた手拍子。アカペラパートが終わって以降、楽曲は一気に駆けだした。彼女たちは歌いかける、「責任取って僕の胸に落ちてよ」と。もちろん誰もが、責任取ってまねきケチャの胸に落ちていた。フロアーに詰めかけた誰もが気持ちをすべて捧げるように、彼女たちに絶叫と熱狂をぶつけていた。こんなにも世界は美しい。気持ちと気持ちが一つに解け会ったライブという空間ほど骨美しい光景はない。僕らはその世界に心わずらっている。だからこそ、まねきケチャのライブを愛おしく求めてしまうのかも知れない。
(取材/文:長澤智典)
「〜ヤングチャンピオン創刊30周年記念〜 OISOアイドルビーチ2018」10月6日(土)公演
【パラダイスステージ・セットリスト】
M01:冗談じゃないね
M02:ありよりのあり
M03:SPLASH
M04:きみわずらい
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「【ライブレポート】まねきケチャが「OISOアイドルビーチ2018」初日トリに登場! 蕩けそうなこの熱は、せんぶまねきケチャのせいだ!」