日本最大の音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあとKDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 supported by SPACE SHOWER TV」が、7月1日(日)、福島県・郡山Hip Shot Japanで開催された。
本イベントは“今”の日本の音楽シーンになくてはならない圧倒的存在感を誇るアーティストによる2マンイベント。第18回目となる今回は、結成20周年を迎え、10月からアニバーサリーツアーの開催が決定しているTHE BACK HORNと、7月11日に新作CD「飄々とエモーション」をリリースするフレデリックが出演。なお、この2組によるツーマンライブはこの日が初めてとなる。
ライブバンドとして定評のある2組の初競演に、福島のオーディエンスも熱狂!大盛況のうちに幕を閉じた。このイベントの模様は8月にスペースシャワーTVにて60分の特別番組としてオンエアする。
一度聴いたら離れられない…そんな中毒性を孕んだライブは必見である!
≪イベント概要≫
◆イベントタイトル:uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 supported by SPACE SHOWER TV
◆日時:2018年7月1日(日) OPEN17:00 / START18:00 場所:郡山Hip Shot Japan
◆出演: THE BACK HORN、フレデリック
◆チケット料金:4,300円(税込) ※別途ドリンク代500円
◆主催:SPACE SHOWER TV / KDDI
◆企画/制作:SPACE SHOWER TV
このイベントの模様を8月にスペースシャワーTVで特別番組としてオンエア!
スペースシャワーTV 「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 THE BACK HORN×フレデリック」
初回放送: 8/3(金)22:00~23:00 リピート放送: 8/22(水)26:00~、9月予定
<ライブレポート>
「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 supported by SPACE SHOWER TV 」
@郡山Hip Shot Japan 2018/7/1
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。初顔合わせの先輩バンドと後輩バンドが本気でぶつかり合うこのイベントは2014年7月の札幌でスタートし、今年で4年目。
2018年1月の高松festhalle(KEYTALK×SHE’S)、福岡DRUM LOGOS(androp×雨のパレード)、2月の大阪なんばHatch(04 Limited Sazabys×サイダーガール)、岡山CRAZYMAMA KINGDOM(BLUE ENCOUNT×yonige)、さらに東京・新木場Stduio Coastで開催された「LIVE HOLIC extra vol.2」(雨のパレード、サイダーガール、SHE‘S、yonige、SUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQUARE GAREDEN)を経て開催された「LIVE HOLIC vol.18」は、郡山Hip Shot JapanでのTHE BACK HORNとフレデリックの対バン。開演前にはスクリーンで両バンドのボーカリスト、山田将司(THE BACK HORN)、三原健司(フレデリック)が出演した音楽情報バラエティー番組『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』が上映された。
最初に登場したのはフレデリック。「フレデリック、はじめます」という合図とともに「オンリーワンダー」が放たれた瞬間、観客が一斉に手を上げ、楽しそうに踊り始める。ダンサブルなビート、キャッチ―なギターフレーズ、中毒性のあるメロディが鳴り響き、フロアのテンションは一瞬にして最高潮に。徐々に上げていくのではく、一気にピークにまで持っていくステージングに圧倒される。「先輩・THE BACK HORN、後輩・フレデリック、ガチンコの2マンです! 音楽的にムチャクチャにして、先輩をやりづらくするぞ!」(健司)というMCを挟んで「ナイトステップ」「パラレルロール」など濃密なファンクネスを感じさせるナンバーを披露。豊かなグルーヴとエモーショナルなボーカルからは、バンドの音楽的な成長がダイレクトに伝わってきた。
「“一緒に最高の空間を作ろう、みんなで楽しもう”というのが自分たちの世代。でも、20周年を迎える先輩は“俺たちがいちばん。俺たちについて来い”という本当のヒーローだと思う。そういうバンドとツーマンをやるには、俺たちがハンパないヒーローになるしかない」(健司)という決意表明、そして、新作EP「飄々とエモーション」の表題曲からライブは後半へ。「リリリピート」「TOGENKYO」というライブアンセムを次々と放ち、まさに”ハンパない”熱狂を生み出す。ラストは代表曲「オドループ」。フレデリックというバンドの個性を強くアピールすると同時に、THE BACK HORNへの挑戦状を叩きつける圧巻のアクトだった。
フレデリックの余韻が色濃く残るステージに登場したTHE BACK HORNは、最初のナンバー「シンフォニア」で会場を自分たちの色に染め上げてしまう。強靭にしてしなやかなリズム、ラウドかつエッジ―なギターフレーズ、叙情性と爆発力を同時に感じさせるボーカル。巨大な岩が転がるようなバンドサウンドと豊かな歌心がひとつなったステージはまさに唯一無二だ。
「『LIVE HOLIC』つまり“ライブ中毒”。ライブで生きている瞬間を味わおうというイベント名に恥じないような空間を作りたいと思います!」(松田晋二/Dr)というMCの後は、このバンドが持つ奥深い音楽性を体感できるシーンが続く。近未来的なイメージをもたらすギターリフと“生きている今を大切にしたい”と願いを込めた「情景泥棒」(最新ミニアルバム「情景泥棒」収録)、「何度だって叫ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれ」というフレーズが突き刺さる「美しい名前」(2007年リリースのシングル)。20周年を迎えたTHE BACK HORNのキャリアを凝縮したようなセットリスト、すべての音と言葉を全力で伝えようとするパフォーマンスに心と身体を揺さぶられてしまう。
「素晴らしかったね、フレデリック。センスの塊だし、土の匂いがするところがいいなと思った」(山田)という後輩へのメッセージを挟み、ライブはピークに向かっていく。代表曲「コバルトブルー」では観客が山田と一緒に叫びまくり、民族的なサウンドとヘビィなギターリフがひとつになった「Running Away」では最新型のTHE BACK HORNを力強く提示。20周年を迎えた彼らは、さらに先に進もうとしている。そのことがはっきりと伝わってくるライブだった。
終演後は両バンドのメンバー全員で記念撮影。世代と音楽的スタイルがまったく異なる2バンドが互いの個性を全力でぶつけ合うことで、この場所、この瞬間にしか体感できない空間が生まれる。「LIVE HOLIC」の真骨頂と呼ぶべき、きわめて有意義なツーマン・ライブだった。
なお、この日の模様は8/3(金)からスペースシャワーTVにて1時間の特別番組として放送されるのでお見逃しなく。
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「THE BACK HORNとフレデリックが福島で激突!注目アーティストによる2マンイベント、「LIVE HOLIC vol.18」開催!」