5月16日に新曲『手遅れcaution』をリリースする指原莉乃プロデュースの声優アイドルグループ、=LOVE(イコールラブ)にインタビューを行った。
──WWS初登場ということで、まずは=LOVEの特徴を聞かせてください。
佐々木舞香 :ハイ。=LOVEは、代々木アニメーション学院と指原莉乃さんがプロデュースする、12人の声優アイドルグループです。
野口衣織: ライブパフォーマンスでは、歌詞の意味を届けることを意識して歌やダンスをしています。
佐々木舞香: あと、ライブは基本的に撮影がオッケーになっていて、その写真をSNSとかにあげてもらって、たくさんの人に知ってもらうのも大きな特徴になってます。
──では自己紹介の代わりに、隣のメンバーがどんな人か他己紹介してもらえますか(野口→佐々木→大谷→諸橋→佐竹→野口の順)。
野口衣織: ハイ。まいか(佐々木)と私は、=LOVEの中でもアニメとか2次元が特に大好きで、声優にも興味があります。まいかは、=LOVEのまとめ役ですね。そして霜月隼(アニメ『ツキウタ。』のキャラクター)が大好きです(笑)。
佐々木舞香 :(笑)。みりにゃ(大谷)は、=LOVEで一番女子力が高くて、そして優しいです。お仕事に対して絶対に弱音を吐かないし、疲れたとかも言わないんです。プロ意識が高いなって思います。あと、洋服をたくさんくれます(笑)。
大谷映美里: さなつん(諸橋)は=LOVEの最年長で、歌がとにかく素敵です。=LOVEはみんな歌が上手いんですけど、特にいおり(野口)とさなつんが上手いんです。さなの歌は、ポカリスエットみたいに体に染み渡るような優しい歌声で(笑)、聴いてて癒されます。でも、赤ちゃんみたいな面もあります(笑)。
諸橋沙夏:ちょっと〜(笑) えっと、のんの(佐竹)は、表ではあまり目立とうって意識はないんですけど、楽屋では面白くて明るいんです。普段からネガティブなことばかり言ってて、周りからすると、そこまで思わなくてもいいんじゃないの?ってことまですごく深く考えるタイプなんですよ。ファンの方から見ると、支えたくなるようなアイドルだなと思います。でもほんとはすごく面白いです(笑)。
佐竹のん乃:いおりは2次元が大好きで、特にゲーム『A3!』の摂津万里ってキャラがすごく好きなんです(笑)。まいかといおりは、ほんとに2次元愛が深い2人ですね。普段はそんな感じなんですけど、ステージでは一変して、歌もダンスも表現力がすごいんです。すごい努力家だなと思いますね。私が一番努力家だなって思うのは、いおりはレコーディングのとき、ここの歌詞はこういう気持ちで歌おうとか自分なりに内容を考えながらやってるので、そういうところがすごいなと思います。
──そして、新曲「手遅れcaution」ですが、今までの=LOVEのポップな感じとはガラッと変わってダークなかっこいい雰囲気の楽曲です。それぞれどんな印象がありますか。
野口衣織: 初めてこの歌詞を見てから、理解するまでにしっかりと時間をかけましたね。まいかとかメンバーに、どういう気持ちで言ってるのかな?って相談して、それで、あぁそうなんだって納得していく部分が多かったです。この曲はいろんな恋愛の形が歌詞に散りばめられているので、パッと聴くとつながりがないように聴こえるんです。でも、ここの部分はこういう恋愛、ここは教師と生徒の恋愛とか、勝手にいろんな恋愛を想像して、自分の中で物語を作って歌ったり踊ったりしました。
佐竹のん乃:私はケータイ小説が好きで、ダークな感じとかをずっと読んでたんですよ。なので、歌詞をじっくり読んだときは、ケータイ小説にありそうだなって思いました。歌詞の主人公の気持ちとか、あの小説のあの部分っぽいとか、ひとりでいろいろ考えるのがすごく楽しかったです(笑)。レコーディングで歌うときは、主人公になった気持ちで歌いましたね。私は、けなげな女の子が好きなんですけど、そういう子が実は情熱的な思いを持っていたり、ダークな面が見え隠れするのがすごく魅力的だなと感じるんです。全面的にダークを見せるのではなくて、たまに見せるところがいいなと思っているので、そういうことを意識してレコーディングでもMVでも挑みました。
大谷映美里: この曲を歌ってるときは、すごく世界観に入り込めるんです。実際、危ない恋愛みたいなのは自分にはよくわからないけど、歌だと歌詞の世界の人になった気持ちで歌えるのが面白かったです。ミュージックビデオの撮影のときも役柄があって、それを経験してさらにこの曲の表現の仕方がわかった気がします。
諸橋沙夏:私の好きな歌詞は、2番のサビの“2人が望んだ2人の世界は 誰かが泣いてる蝉時雨”ってところです。ダンスを踊ってるときに、いつも泣きそうになるんです。歌詞的にも、誰かの恋は実るけど、誰かは実らなくて泣いてたりすることがあるんだなって。みりにゃも言った通り、この曲はイントロから入り込める曲なので、そう言った意味では踊りやすいし、気持ちをぶつけやすい曲ですね。なので、ライブで、私たちの気持ちをぶつけられるようなパフォーマンスをしたいです。
佐竹のん乃:私はもともとアイドルが好きで、かっこよくてちょっと闇のある曲が好きだったんですよ。初めてこの曲を聴いたときは、きた! こういう曲が歌えてすごくうれしいと思いました。実際に歌詞を読んでいくと、恋愛に形なんてないって出だしにもあるんですけど、同性の恋愛だったり世の中にはいろんな形の恋愛があるじゃないですか。そういう恋愛をされてる方がこの曲を聴いたときに、勇気付けられたり共感してくれたりしていただけたらなと思いました。どんな恋愛の形があってもいいんだよっていうのを、世の中の人に伝えたりできたらいいなって思ってます。
──これは恋愛をテーマにしてますが、人それぞれの生き方を肯定してる歌って感覚もありありますね。
佐々木舞香 :それはありますね。
──あと、ドラマ風のミュージックビデオが最高ですね。撮影のエピソードを聞かせてもらえますか。
佐々木舞香 :最初に、ひとみ(高松瞳)の“ずっと見つめていたい”ってセリフがあるんですけど、そのときの映像が風に吹かれて、ウフフ、アハハって言ってる感じの映像になってるんです。私は前髪が命の人なんですけど、セットして撮影に入ったら、送風機でファーンって一気に前髪がなくなっちゃうくらい風を当てられたんです(笑)。その中ですました顔でひとみと触れ合ってて、これがどういうシーンになるんだろう?と思いながら撮影してたんです。でも、できあがりを見たら、ほんとにきれいに撮ってもらっていて、あと風も、少女たちの秘密感がいい感じの引き立たせてくれてました。ひとみの表情とか手の絡まり感とか、すごくいい雰囲気になってよかったって思いました。前髪飛んだ甲斐がありました(笑)。
──百合的なのもあり、先生との禁断の恋とか裏切りもあったりと世界観がすごく面白いですよね。
諸橋沙夏:ハイ。みんなは生徒役なんですけど、私とみりにゃは先生の役なんです。今回、演技がメインなので、ひとりずつ役が与えられて細かいところまで設定があったんですけど、監督さんから、その他にも役作りしてきてほしいって言われたんです。私はみりにゃを裏切ってしまう役なんですけど、でもそれは好きすぎて逆に不倫を仕掛けてしまうって役なんですよ。なので、MV撮影の前日、みりにゃの動画をめちゃ見まくって、写真を見まくって愛おしさを出そうと思いました。
一同: (笑)
大谷映美里: そうなの(笑)。
野口衣織: 怖い(笑)。
──大谷さんへの愛情を高めて撮影に入ったと。
諸橋沙夏:そうです(笑)。ほんとに動画とか、SHOWROOMも見まくって挑みました(笑)。あと、これまではリップシーンはひとりずつ撮ってたんですけど、今回初めて2人ずつで撮影したんです。ひとりが歌ってるときに、後ろで震えてるって感じなんです。そのとき、みりにゃとペアだったんですけど、そのときはすごい自分の顔が怖かったです(笑)。ニヤニヤしてるって役作りをしました。
──こういう振り切った映像作品を作れて、楽しかったんじゃないですか。
佐々木舞香 : ハイ。なかなかできる経験じゃないので、すごく楽しかったです。こういうMVができるのも、=LOVEがいろんなものに挑戦するグループなのでできたのかなって思います。
──確かにそうですね。では、話題を変えて、みなさんが夏にやってみたいことはなんですか。希望や願望でも構いません。
佐竹のん乃:夏は、なるべく冷房を使わないで過ごす精神力を鍛えたいです(笑)。
諸橋沙夏:夏は、メンバーで南国に行きたいです。一応、指原さんから日焼けはするなと言われてるんですけど、それを気にせず行きたいです。ガンガン焼いてみたいんですよ。
一同 え〜!(笑)
佐々木舞香 :反抗期?(笑)
諸橋沙夏:いやいや、実際には焼かないけど、そういう願望があります(笑)。
大谷 私は、夏のファッションを楽しんでインスタにたくさんあげたいです。
一同 さすが(笑)。
佐々木舞香 :私は、メンバーとバーベキューをしたいです。活動と関係なく、オフでやりたいです。
諸橋沙夏:楽しそう〜。
野口衣織:私を、夏コミに行かせてください!
一同(笑)
野口衣織:去年、夏コミも冬コミも行けなかったので、今年ほんとに行きたくて。
──野口さんは、コミケとか行ってた人ですか。
野口衣織:行ってました。国際展示場を巡ってましたね。
──佐々木さんもそういうタイプですか?
佐々木舞香 :いや、私はコミケは行ったことがないんですよ。私は自宅派だったので。
野口衣織:私も基本在宅で、コミケしか外に出なかったです(笑)。なので、コミケに行きたいです(笑)。
──(笑)。では、この記事を読んでくれてる方へのメッセージをお願いします。
佐々木舞香 :ハイ。私たちの3rdシングル「手遅れcaution」が5月16日に発売されます。たくさんの方に聴いていただけるように、私たちもがんばります。=LOVEは5月26日の『@JAM 2018』に出演させていただくんですけど、そこでも「手遅れcaution」を披露します。
そして7月1日(日)には日比谷野外音楽堂にて「SP全国握手会」を開催します!=LOVEにとって過去最大規模の会場なので是非全国からお越しください!そして、MVは何度も見て妄想を膨らせて考えるのが面白いと思うので、ぜひたくさんチェックしてください!
(インタビュー・テキスト /写真:土屋恵介)
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「=LOVEにロングインタビュー!5月16日に新曲『手遅れcaution』をリリース!」