5月2日(日)から5日(水・祝)の4日間、千葉市蘇我スポーツ公園にてGW最大規模の音楽フェス「rockin’on presents JAPAN JAM 2021」が開催された。本記事では5月3日、SKY STAGEに登場した10-FEETのライブレポートをお送りする。
いつものようにドラゴンクエスト3の荘厳な曲でメンバーがステージに登場。TAKUMA(Vo./Gt.)が謎のガッツポーズをしつつ、3人のメンバーがぞれぞれポジションに。「1曲目はRIVERなんですが」となぜかネタばらしをしつつ、イントロの高音をギターでかき鳴らすも、メンバーのテンポが全然合わないというおふざけからステージが始まった。超定番の人気曲だけに、通常ならサビで会場が一体となり大歓声が湧き上がるところ。しかしコロナ禍の中で観客が声を出せない分、自然に手拍子がガンガンにヒートアップする。
立て続けに2曲目『VIBES BY VIBES』が始まり、ステージ上でグルグルとステップを踏むNAOKI(Ba./Vo.)。そんな様子を目の当たりにして、観客は曲に乗って跳び続ける。歓声こそはないもののSKY STAGEには、これぞ彼らのライブという光景が拡がった。
3曲目は3月10日にリリースされたばかりの新曲『アオ』。静かなピアノの音から始まるイントロ。そこに続くTAKUMAのギターに観客の手拍子が重なり、10-FEETらしさ全開のリズムが融合する。ちょっとこもったギターリフから始まったのが『その向こうへ』。この現実の向こうへ。声を出せない会場中の人々の気持ちが込められているかのような曲に会場のテンションが一気に高まる。
曲の間もステージの音は止まない。TAKUMAがギターをつま弾き、KOUICHI(Dr./Cho.)がシンバルを軽くなでる。『蜃気楼』では「おまえらにやっと会えたから」と噛みしめるように歌い、そのフレーズにはにかむTAKUMA。続くMCでは「みんな頑張ったね。頑張ってるよね。会えてよかったよね」と言ったかと思うと「ライブできるの、今日が最後やと思ってやろう。せっかくなんで意地でも楽しんで帰らな!」と会場に気合を込める。続く『シエラのように』では、このシチュエーションに重なるかのような歌詞に今の時勢への思いが重なった人も多いことだろう。
「今日で解散や!くらいの勢いでやるよ!あと2曲ー!」。ここでTAKUMAはステージ手前のスタッフからカメラを受け取り、会場の観客を撮影。続いてメンバー3人で自撮りをしたりと、おどけつつもステージはクライマックスへ。『ヒトリセカイ』、そして『goes on』と、終わってしまうのが切なくなるような2曲で、彼らのステージは締めくくられた。
JAPAN JAM 2021
5月3日 SKY STAGE / 10-FEET セットリスト
M01:RIVER
M02:VIBES BY VIBES
M03:アオ
M04:その向こうへ
M05:蜃気楼
M06:シエラのように
M07:ヒトリセカイ
M08:goes on
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「【ライブレポート】10-FEET、SKY STAGEに登場し驚きの発言 ?!「今日が最後のステージや!」<JAPAN JAM 2021>」