都市から地方へ移住してまちおこしの活動をする
「地域おこし協力隊」の活動を多くの人に知ってもらおうと、総務省は2月24日、東京都渋谷区内で「第5回地域おこし協力隊全国サミット」を開催した。
熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」をデザインしたクリエイティブディレクターの水野学さんの基調講演が終わって、
くまモンがサプライズ登場すると聴衆は拍手で歓迎し、さらに、このサミットを取材に来ていたタレントのスザンヌもステージに登壇すると、会場から大きな歓声が上がった。
くまモンとの2ショット写真の撮影が始まると、スザンヌは「私たち、くまモンが0歳のときから友だちなのよね。もう私たち、親友ですね」と話しかけながらポーズをとっていた。
●スザンヌ移住の魅力を語る
2015年から故郷の熊本県に移住しているスザンヌは「一度は離れた故郷にまた戻って生活を始めましたが、昔は気づいていなかった熊本の良さがわかりました」とアーバンライフの魅力などを語った。
スザンヌはその後、各自治体の展示ブースを回って説明を興味深く聞いていた。
熊本県の菊池市のブースを訪れると、スタッフとにこやかに写真を撮り、あっという間に人だかりに。
報道陣から故郷に戻った生活について聞かれると、
「田舎では、若い人が近くにいるというだけで、おじいちゃんやおばあちゃんは大喜びしてくれます。
私は子どもと2人暮らしですが、うちの子どもは地域の人たちに怒られたり、
『いってらっしゃい』とあいさつされたりして、地域全体で子育てをしてもらっています。
それが地域のいいところです。子育てをしている人は都会より田舎のほうが安心できるはずです」とUターン生活の素晴らしさを語った。
●くまモン生みの親、水野学基調講演
基調講演をした水野は聴衆の地域おこし協力隊員の人たちに
「ゆるキャラは安易につくらないほうがいいですよ」と口にすると、会場は大爆笑に。
「ゆるキャラは育ての親、くまモンの場合は熊本県庁のみなさんがいなければ成功していなかったと思います。その覚悟が必要なんですよ」と、
あらゆる地域おこし事業でも、ブランディングデザインの大切さを話した。
<地域おこし協力隊全国サミットとは>
都市から地方へ移住して地域協力活動に従事する
地域おこし協力隊の活動を広くアピールし、現役の隊員、
隊員OB、OGや受け入れ自治体との交流を目的として
総務省が開いているもので、今年で5回目の開催。
全国から各地域の名産品の販売のほか、活動報告、
地域おこし協力隊員の募集相談のブース出展されました。
地域おこし協力隊制度は2009年度から始まり、
17年度は4976人が997の自治体で地域おこしに従事し、
隊員の6割は任期(1年から3年)が終わった後も同じ地域に暮らしています。
総務省の佐々木審議官は「地域をフィールドに活動することでドラマがあるはず。
人生を豊かにするきっかけになってくれたらうれしい」と話していました。
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「スザンヌ、親友くまモンと地域おこしイベントに登場!」