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FCバルセロナのジュニアユース監督でジョバニ・ドス・サントスやボージャン・クルキッチ指導経験も持つジョアン氏が日本対イタリアの
試合を見て日本代表に感じるものとは？


Hola！

日本はフェデレーションズカップで盛り上がっているみたいだね。
スペインでも民放で全試合を放送していて、日本戦を観戦する事が出来たよ。
やっぱりスペインにいるとなかなか日本代表の試合を見る事が出来ないから久しぶりの日本観戦は凄く楽しみにしていたんだ。

ブラジルとの試合は見る事は出来なかったんだけどイタリア戦はゆっくり家で観戦する事が出来た。


正直、観ていた人達には理解し難い試合だったね。
僕が見てきた日本代表の試合の中でも特に良かった試合だと感じたよ。

ボールを保持していたし、イタリアよりも攻めていてゴールチャンスもイタリアより多かった。フィジカル面でも他国が羨ましがるぐらいの出来で９０分間イタリアのビルドアップにプレスをかけていた。カウンターも早くて正確で攻撃陣はイタリアを苦しめていた。
しかし試合には負けてしまった!!!これがフットボールだよ!!!
フットボールとは偉大で輝かしい物を持っているが同時に不公平でもある。

この試合が証明したのは日本はそろそろ本気で守備のリスタートを改善するべきだ。レベルの高い試合になる度にリスタートで失点していてはいけない。
この点が日本が背負っている十字架で、レベルの高い試合で勝ちきれない事を表している。
日本人選手のレベルが上がっている事を香川や本田は世界に証明している。この試合では長谷部、岡崎も凄く良かった。
しかしディフェンスラインは攻撃陣のレベルのついて行けていなかった。見ている限りまだ中澤、闘利王を恋しく思ってしまうほどだ。この二人の代わりに相応しい選手が出てくるまでまだ時間がかかりそうだ。

あの試合ではもう一人良くない選手がいた、
僕が見た限り遠藤はひどかった。チームの中で唯一、プレーが必要とするスピードについてこれてなかった。フィジカル面でも判断面でも遅く、何一つ攻撃面でチームにもたらしていないかった。守備でもボールを奪う事もなかったし、守備のバランスに入るのも遅かった。イタリアに簡単にカウンターを仕掛けさせてしまっていたほどだ。
良い選手なだけにあの試合での出来が良くないだけだと願うよ。

イタリアとの試合を逃してしまったのは非常に残念だ。
日本が成長する唯一の方法は今回の様にレベルの高いチームと試合をする事が本当に必要。準決勝に勝ち上がりもっと試合経験を積むチャンスを逃してしまったのは本当に痛い。
特にスペインとの対戦は本当に期待していたし、昨日の日本を見て、更にスペインとどんな形で戦うのかを見たくなってしまっただけに悔しいね。

次のメキシコ戦も観戦出来たら見るつもりだよ。
また見たら感想を書くね。

ジョアン・サルバンスオフィシャルブログ