奥田健次(行動分析学者)オフィシャルブログ

パートタイム教授、奥田健次です(-_-)

ニューヨークに向けて出発って、昨日の記事の直後に確かにニューヨークに向かいましたよ。お食事もいただいて、ベッドも用意してもらって「さあ（どうせ寝られないけど）寝よう」と、睡眠導入剤をいつもの倍いただいて、寝ました。

数時間後、急に部屋が明るくなって客室乗務員さんに声をかけられました。

「すみませんが、アンカレジに緊急着陸することになりました。お客様が暴力を振り回って制止が利かなかったため、アンカレジで降ろすためです、大変申し訳ございません」

暴力で(￣Σ￣;)？

おれ、思わず「子どもの暴力なら、私、そういうのも専門なので助けに行きますけど？」と客室乗務員さんに返答。残念ながら大人でした。大人相手には、俺も痛い思いするの嫌やし。とばっちりくらってアメリカ入国できへんかったら困るし。

成田出発も遅れたけど、これで４時間くらいの到着遅れとなること必至。無駄な離着陸をやってしまったため、給油もせんといかんし。

もともと弾丸ツアーだったのに、これでさらにスケジュールがタイトになってしまったよΣ(-᷅_-᷄๑)

たった一人の暴力のために(-゛-ﾒ)

で、この記事はここまでアンカレジでFBIが到着して実況見分するのを待っている間に書いています。

映画かよ


おれ、世界中をあちこち出回るでしょ。だから、当然ですがそれなりに事故や事件に巻き込まれる率は高いのです。

よく身内に「作り話にしか思えない」と言われることがあるんですが、いずれもホンマ話ですし。冗談の場合は、目で笑いながら言うから。

今回のNH10便に乗り込む直前、同便に搭乗されるクライアントの親御さんから「奥田先生！」と声をかけられました。今回ニューヨークでお会いするクライアントとはまた別のクライアントさんで、お子さんを日本で見ている方です。

同じ飛行機でクライアントとバッタリという大変珍しいエピソードですが、これだけでも２回あります。

１回目は、NNNドキュメントにて空港でバッタリ出会った話をしてますよね。

FBI、はよ来ないかな


金融庁の黒崎みたいなのが来て「これからFBI検分、始めるわよ、ヨロシクネ」みたいに言ってくれるかしらん。

それにしても、今回の暴力で身柄拘束された人。相当な罰金を払うことになるやろ。JFKから乗り継ぎの客もたくさんいたやろうし。罰金だけでなく、二度とアメリカに入国すらできないですよ。こういうの、アメリカは厳しいですから。

暴力の代償ってのは、かくも大きいってこと。

だから、俺が『子育てプリンシプル』などで言っているように、子どもの小さなうちにこれを直しておかないといかんのよ。

文科省とかが集める教育学者なんかには解決できないこと。これは道徳の問題ではなくて、スキルレベルの問題やから。

暴力の起こりそうなシチュエーションを設定して、そこでブレーキのかけかたを何度も練習を繰り返す。こういうSSTのようなことをやって、それで暴力の起きるのを減らせるわけです。

俺のクライアントについては、これを完璧に教えてますからね。

あ、FBIのオフィサーたち、入って来たっヽ(￣口￣)!!

そりゃ、単なる暴力事件じゃなくて飛行機を遅延させて何かを成し遂げるためのテロ行為だって、可能性を疑っているそうですよ。そりゃそうだ。こいつだけアラスカで降りておいて、この俺の乗ってる飛行機がニューヨークでドカン かもでしょ


神経質になって当然よ。

そろそろ出発かな。殴られた人もいて、まだまだ事情聴取が続いているわ(-_-;)

事情聴取が終わっても、今度はアンカレジからJFKまでの飛行計画を国土交通省と連絡を取り合い、カナダの上空を飛ぶのでカナダの空港と連絡を取り合うのに時間を要するみたい。

何やら６時間遅れでNY入りの予定？

正直、しんどい(〃´o｀)=3

今日の新聞に小さく載るかもね。

=追記=
載ったね。おれ、こんなのに乗り合わせるという不幸。おれはハタチで酒を止めてヨカッタ。

『全日空ＮＹ便で乗客暴れる＝アラスカで強制的に降ろす
成田発ニューヨーク行きの全日空１０便で１０日、酒に酔った日本人の乗客の男が機内で暴れたため、同機は最寄りの米アラスカ州アンカレジの空港に一時着陸した。同空港で男を警察当局に引き渡して再び出発し、ニューヨークの空港には定刻の約６時間遅れで到着した。（2014/02/11-09:13）時事ドットコム』

『飲酒の邦人、機内で暴れる　成田発ニューヨーク便
成田発ニューヨーク行きの全日空機内で１０日、酒に酔った日本人の男性客がトラブルを起こし、アラスカ・アンカレジの空港に臨時着陸していたことが１１日、分かった。到着が約６時間半遅れたが、けが人はなかった。  　全日空によると、トラブルがあったのは１０日午前成田発の全日空１０便。離陸後に男性（３８）が大声を出したり、暴れたりしていた。客室乗務員が注意しても従わなかったため、同機はアンカレジ空港に臨時着陸し、その場で男性を現地警察に引き渡したという。  　同機は給油後、再びニューヨークに向かい、予定から約６時間半遅れでケネディ国際空港に到着した。2014年02月11日（最終更新　2014年02月11日 10時19分）西日本新聞』

奥田健次//