奥田健次(行動分析学者)オフィシャルブログ

パートタイム教授、奥田健次です(^3^)/

まあ、大学を超早期退職してパートタイム教授になったわけですが、こうやって学会大会に来て仕事をしていると、ぜんぜんパートタイム感ゼロですわ。

昨日の大会初日、朝からご挨拶まわり、ポスター発表、常任理事会、理事会、会務総会と出席し、そのまま理事長講演の司会。そして、懇親会。休む間もあらへん。今日はまた編集委員会やらシンポジウムの話題提供などもありますので、出ずっぱり(+。+)

会議だけだと疲れ切るのですが、理事長講演の司会という大役をいただいていたので、そっちのほうを楽しませていただきました。園山理事長には、３月の新宮で「孤高の出張カウンセラー」と何度もいじられましたので、４か月越しのいじり返し。

打ち合わせはキライなので、打ち合わせゼロ。園山先生のパワーポイントの中身も知らず。もちろん、こちらも手の内を見せず。

出だしで散々、「リジチョの本は、なぜ売れない」トークで園山先生をいじくり倒し、おかげさまで何度も笑いをいただきましたよ。大入り満員で会場内に入られない人もいたそうですが、前説であれだけ湧かしておくことは吉本の若手芸人でも全然できてませんからね。まあ、あれは前説というよりも、真打の一つ前の「二ツ目」くらいかな。あれだけ前フリをやっておくと、園山先生の持ち前の「自虐キャラ」によって、真打・理事長講演にも「売れない本の自己紹介」という文脈が出来て、笑いも生じるわけです。

もう１回、念を押しますが、あれ本当に打ち合わせゼロですからね。

したがって、おれの知る限りですが、歴代の理事長講演としては、もっとも笑いの回数を多く得たのは間違いないです。普通、理事長講演で笑わせることなんか、タスクの中に入ってないですからね。

おれの本は売れてるのですが、それが嫌みにならないようにするところがポイントね。

朝からの会議の疲れも吹っ飛ぶ、楽しいひとときでした。司会に任命くださったのは、大会委員長・平澤紀子先生です。大会のすべての運営から、こうした各プログラムの人選など、さすがのセンスと言いますか、簡単に真似の出来ないお仕事ぶりでした。

夜の懇親会。

瀬島先生のマジックショー。たぶん、若手の会員は初めて見たと思います。実はおれは２回目。確か、初参加したときに見ました。アメリカから帰ってきたばかりの頃を懐かしく思い出し、「おれってこの学会の歴史の半分以上に関わってるねんなー」と年を取ったもんだと嫌なことを思ってしまいましたよ。その後も、事あるごとに杉山尚子先生に「瀬島先生は、最近、どうされておられるんでしょう」と聞いていたのです。こうやって、瀬島先生のマジックショーを若い新しい会員にもシェアしてもらって、なんだか創立３０年にして歴史のバトンがつながったような気がします。瀬島先生の金の輪っかのように。

さて、今日は来月のうちの学校で繰り広げられる行動分析学道場2013の講師陣、神楽坂怪談四人衆によるシンポジウムがあります。「体罰」の問題。これを、おれは最初は理念や理想の切り口から入るつもりやったけど、あれこれと勉強した結果、なんとまったく新しい観点から１つ整理できたことがあるので、それを初披露する予定。我ながら「こりゃ、すげーわ」と久しぶりに頭が良くなった錯覚をさせてもらいました。ま、錯覚ですけどね。

また、山本央子先生の話題提供には先生ご本人が出演されておられるドキュメンタリー映画のワンシーンの映像つきですので、家庭犬の業界でない人にとって衝撃的なものになることでしょう。盛り上がること、間違いなし。

時間をゆったりと確保していますが、どうせ足りなくなります。

続きやら、もしくは実際の技術を学んでみたいという方は、上記のリンクから行動分析学道場2013への参加もご検討下さい。すでに、全国各地からの申込みがあります。学生ホワイト割引もあります。ホワイトかどうか分かりませんが。まだあと１週間ちょっと、申込みまで時間があります。ここは宣伝でした。

学会の最終日、楽しみです。

奥田健次