その壁は遙かに高く、そして清く
ある番組で、有名なテーマパークのコントを書く事になった。
アトラクションの映像などを多用する内容になりそうなので、
台本を書いて正式に許可をもらう事になった。
面白さをキープしつつも、細心の注意を払い一切バカにするような事などない
自分ではかなりいい出来だと思った。
そして、先方に台本を送った。
日本法人を経由し本部アメリカの許可を待つことになった。
つまり、自分が書いたコント台本が海を渡ったのだ。
それだけでも少し心が躍った。
でもどうせなら、史上初の公認のコントにしたかった。
一週間後、返事が来た。
どこか自信があり、おおかた大丈夫だろうとタカをくくっていだのだが、
結果は、NOだった。
少し落胆したが、先方から来たメールに書かれていた、NOの理由を見て
納得せざるを得なかった。
詳細は控えるが、その理由は、全てにうなずくしかない、誇り高き理念に基づいたものだった。
文句を言おうなんて気持ちも起こらないほどの完璧なものだった。
世界中の人から愛される理由がわかった。そしてより好きになった。
こうなったら、その理念にも通じるようなコントを書いて、ぜひいつかリベンジしたい。
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