【SOCCER NOTE】小倉隆史 独占インタビュー
理想と現実の折り合いをつけるのがプロの監督
──どんな監督になりたいですか?
小倉:色々な方から話を聞いたりしても、その監督の人格的なもの、人間性がチームに出るのだなと感じています。人間・小倉が出るから、その準備段階として自分がどれだけの人間になっておくのかは大事でしょう。サッカーについてはある程度自分のなかにあるので、色々な方法論を身につけていく。まあでも、根本は人間力だと思っています。
抽象的な表現になってしまうけれど、大きな人間、大きな存在でいるのが理想ですね。まだまだ、ですけれど。
──「どういうサッカーをしたいですか?」というのも、良く聞かれる質問だと思いますが。
小倉:聞かれることの多い質問ですね(苦笑)。自分の頭のなかには「こういうサッカーをしたいな」というものがあるけれど、それって、どんな選手がいるのかによりますよね? そもそも、どんな監督が評価されるのかと言えば、プロである以上はチームを勝利へ導くことが何よりも大切だと思うんです。
そのなかで、観ている人に「面白い!」と思ってもらえるサッカーをするには、自分なりの色付けが必要になってくる。
ひとつ例をあげれば、ディフェンスについて。「面白いサッカーをするなら、高い位置からどんどんボールを取りにいくんでしょう?」と聞かれそうですが、現実的な答えとしては、「それができるメンバーがいるならそうします」というものになる。「どんな選手がいるのかによる」というのはそういうことで、手元にいる選手でいかにチームを勝たせ、なおかつ面白さをどこまで追求できるのか。
──どんな監督になりたいですか?
小倉:色々な方から話を聞いたりしても、その監督の人格的なもの、人間性がチームに出るのだなと感じています。人間・小倉が出るから、その準備段階として自分がどれだけの人間になっておくのかは大事でしょう。サッカーについてはある程度自分のなかにあるので、色々な方法論を身につけていく。まあでも、根本は人間力だと思っています。
抽象的な表現になってしまうけれど、大きな人間、大きな存在でいるのが理想ですね。まだまだ、ですけれど。
──「どういうサッカーをしたいですか?」というのも、良く聞かれる質問だと思いますが。
小倉:聞かれることの多い質問ですね(苦笑)。自分の頭のなかには「こういうサッカーをしたいな」というものがあるけれど、それって、どんな選手がいるのかによりますよね? そもそも、どんな監督が評価されるのかと言えば、プロである以上はチームを勝利へ導くことが何よりも大切だと思うんです。
そのなかで、観ている人に「面白い!」と思ってもらえるサッカーをするには、自分なりの色付けが必要になってくる。
ひとつ例をあげれば、ディフェンスについて。「面白いサッカーをするなら、高い位置からどんどんボールを取りにいくんでしょう?」と聞かれそうですが、現実的な答えとしては、「それができるメンバーがいるならそうします」というものになる。「どんな選手がいるのかによる」というのはそういうことで、手元にいる選手でいかにチームを勝たせ、なおかつ面白さをどこまで追求できるのか。
──自分なりに理想とするサッカーはあるけれど、現実を見極めなければならない、ということですね。
小倉:理想と現実に柔軟に折り合いをつけるのも、監督の大事な要素だと思うんですね。ヨーロッパでは監督を「マネージャー」と言い方をしますから、まさにチームをどうマネジメントできるか。
たとえば、J1からJ2へ降格してしまったチームのなかにも、内容的には悪いサッカーをしていなかったチームがある。でも、理想を追いかけるだけで結果が出ないと、やはり評価はされない。チームを勝たせることで評価されるのが、プロの監督だと思います。
小倉:理想と現実に柔軟に折り合いをつけるのも、監督の大事な要素だと思うんですね。ヨーロッパでは監督を「マネージャー」と言い方をしますから、まさにチームをどうマネジメントできるか。
たとえば、J1からJ2へ降格してしまったチームのなかにも、内容的には悪いサッカーをしていなかったチームがある。でも、理想を追いかけるだけで結果が出ないと、やはり評価はされない。チームを勝たせることで評価されるのが、プロの監督だと思います。