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【アーティスト・ミュージシャン】KOJI独占インタビュー

６月末にロンドンでのレコーディングを終えてきたKOJIさん。
今回は、“KOJI”でロンドン先行発売。
今年秋にはロンドンツアーも予定されています。
そんなKOJIさんにお話をうかがいました。

──ミュージシャンになるきっかけから聞かせてください。
13歳のときです。中一の冬ですね。
お年玉でギターとアンプを買ったんです。
65,000円だったかなぁ。
ギターとベースの区別もつかない頃ですよ。弦がどういうもなのか。
でも、ギターを持ってるのがカッコイイのかなとか。

──ギターを買おうと思った訳ですから何かしらに影響されますよね。
そうですね。
めんたいロックと呼ばれている九州とかのバンドがいて・・・
みんなオシャレなBOØWYとか聴いているじゃないですか、でも、何か違うなぁ、みんなが聴いているのと違うものを聴きたいと。
で、雑誌でルーツとか見ていると、昔のロックの人たちが出ていたりして、それを見て(うわ、日本人ぽくないな)とか思って・・・
ＡＲＢとか石橋凌さん、あとTHE MODSとか。
音を聴いたらカッコイイなと。
まあ、それがきっかけですね。
今も、今日も持ってるんですけど、テレキャスターっていうギターの話が大好きで、ボーカリストにあのギターと・・・
で、ザ・クラッシュ(イギリスのパンク・ロックバンド)に行きついて、パンクを聴いたりハードロックの流れとか行きましたね。

──それでギターを買われて。
フェンダージャパンのストラトキャスター買ったんですけど。
でも、コードも分からないし。
1日だけギタースクールに行ったんですよ。
でも、僕には向いてなくて(ダメだこりゃ)って思って、それからはジャカジャカ弾いている振りだけとか、弾いてる雰囲気だけでも楽しいかなぁと思ったんですけど、コードを一つ二つと覚えてくると、だんだん分かってきて、自分で曲を作り始めてみたりして。

初めて組んだバンドが、僕が14歳くらいの時で、他のメンバーは皆20歳超えていたりとか。いとこの同級生だったりとかその周辺の人たちだったんです。
あとは下北沢の、初めて出たライブハウスがテレ東だったか番組の中継だったんですよ。
そこからトントンと行って・・・
某パンクバンドのプロダクションに入ることになって。

──バンドでですか？
最初はバンドだったんですよ。
それから、ソロになって。
バンドって、結構、窮屈というか意思の疎通が取れなかったり。
やっぱり、4人で一つのことをやるとか、あと、派閥が出来るんですよね。
『じゃ、オマエ勝手にやってればイイじゃん』とか『俺のことは放っておいてくれればいいんだよ』とかになってきちゃうんですよね。

──でも、今回またバンドで。
今回はですねぇ、コンセプトがチャリティのイベントでやろうって話から始まったんですよ。
で、それ自体は･･･ある程度頓挫しちゃったんですけど・・・。
せっかく皆集まって何かやろうって、集まったのにこのまま人前で何も出来ないのはイヤだなと思って･･･だったら取りあえず一回ライブをやろうということでライブをやったのがきっかけです。
じゃあ、本格的に音を出そうかということから始まったバンドですね。
それが、8月からBRASH☆BEATっていう名前でやろうと。

──今のメンバーとは結構合うんですか？
合うっていうか、皆プロなんですよ、考え方が。
自分のスタイルじゃなくても、自分を殺すこともできるアーティスト。
アイドルならアイドルの人に合わせた演奏が出来る、ロックだったらロックに合わせて演奏が出来るって感じなんすよ、そういうアーティスト・・・
自分のプレーをしよう、自分が目立てばいいかな、とか、自分のスタイルのドラム、ギター何でも演奏できれば良いかなと・・・
大人なんですよね、みんな考えてることが。

以前は『俺が、』『俺が、』になるんですよ。
その中でバランスを取ってやる・・・
バンドなんて目立ちたいヤツばっかりですから。

──オトナだから上手くいってるってことですね。
そうですね。
バランスっていうか、自分を殺すことが出来るんですよね。

──敢えてBRASH☆BEATってバンドでいこうと思った理由は？
なんかソロで･･･個人でやるんだったら自分の音でしか無いかなと。
バンドでやれば皆のそれぞれの音で一つになれるかなって。
得意なところを引っ張り出しつつ、で、ひとつの形にしようかなと。
そういう理由ですかね。