カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜よる9時放送、松たか子主演の連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。脚本家・坂元裕二が完全オリジナルで描く今作は、松たか子演じる主人公で、3回結婚して3回離婚したバツ3・子持ちの社長・大豆田とわ子が“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘するロマンティックコメディー。離婚してもなお、とわ子のことを忘れられない元夫として、一番目の夫でレストランオーナー兼ギャルソンの・田中八作を松田龍平、二番目の夫でファッションカメラマンの佐藤鹿太郎を角田晃広、三番目の夫で弁護士の中村慎森を岡田将生が演じる。
13日(火)放送の第1話では、伊藤沙莉のナレーションを皮切りに、斎藤工演じる“船長さん”の登場、音楽家・長岡亮介のシェフとしての出演、さらにSTUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌やエンディング映像など、未発表のサプライズ情報が次々と明らかとなった。とりわけドラマの冒頭、とわ子の登場シーンで「これ、歩いている大豆田とわ子」とナレーションが流れると、早くも伊藤の声に気づいた視聴者から驚きの声があがり、「伊藤沙莉」がTwitterのトレンドワードにも名を連ねるなど、大きな反響を呼んだ。
子役から着実にキャリアを重ね、今注目の実力派女優の一人として主演、ヒロイン、バイプレーヤーと役どころを問わず輝きを放つ伊藤。近年では、その個性的な声と表現力を活(い)かし、アニメ『映像研には手を出すな!』(NHK総合)をはじめ、声優やナレーターとしても活躍の場を広げている。坂元裕二作品としては、『わたしたちの教科書』(フジテレビ系)以来となる今作でも、常に登場人物たちのそばに寄り添い、時にツッコミを入れながら、その心情を巧(たく)みに伝えてくれる存在だ。放送翌日には、自身のInstagramで「やっっっっっっと言える!!サプライズでございます」と喜びを語っていた伊藤が、20日(火)放送の第2話を前にコメントを寄せてくれた。
<伊藤沙莉コメント>
Q.作品の印象と、ドラマのナレーションとしてオファーが来た時の感想を教えてください。
台本の時点で声を出して笑っていましたし、なんだか気付いたら心があたたかくなっている作品だなぁと思いました。中学生の頃、一度だけ学園モノの生徒役で出演させていただいて以来の、念願の坂元裕二さんの作品で、オファーしていただいた時は、一ファンとしては作品に携わることができるということが幸福すぎて叫びました。今は連載を待っているようなワクワクした気持ちで、台本がくるのを毎回楽しみにしています。
Q.どのようなことを心掛けてナレーションに挑んでいますか?
作品(登場人物など)と視聴者さんの間にいられたらいいなと思っています。もちろん存在として作品寄りではありますが、ナレーションのセリフも、せっかくおかしみのある、時にあたたかい言葉をいただいたからには、そういう空気を大切にしつつ、かゆいところに手が届く感じになるといいなと密かに思っています。
Q.伊藤さんが共感を覚えたり、好きなキャラクターを教えてください。
本当に選べないくらいみんな好きですが、やっぱりとわ子には共感することが多いです。1話の口内炎の件とかは、「ある。本当にある。そういうこと」って感じでした。でもやっぱり選べません、みんな好きです。本当に愛(いと)おしいキャラクターばかりで、この質問が憎いです。
Q.伊藤さんなりのドラマの楽しみ方や見どころなど、メッセージをお願いします。
連続ドラマはきっとそういうものだとは思いつつも、やっぱり毎週火曜が来るのが楽しみで仕方なくなる。そうなることでちょっと視界がワントーン明るくなる。そんなドラマだと思います。登場人物のおかしくも愛(いと)おしい言動を、かと思いきや、突然胸が“キュウ”ってなる感じを、ぜひナレーションと共に楽しんでいただけたらいいなと思います。
<20日(火)放送 第2話あらすじ>
ある日、八作(松田龍平)のレストランで慎森(岡田将生)と鹿太郎(角田晃広)が出くわしたところに、さらに偶然とわ子(松たか子)と唄(豊嶋花)もやってくる。いつものように周囲に憎まれ口をたたく慎森だったが、どんなに煙たがられてもめげることなく、とわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種のうらやましさを感じていた。そんな自分について慎森は、公園で会った小谷翼(石橋菜津美)に対して「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらす。
一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜(瀧内公美)から自宅に招かれ、何やらいい雰囲気に!? 八作の店には、親友の出口俊朗(岡田義徳)が恋人の三ツ屋早良(石橋静河)を連れてやってくるが…。
元夫たちに新たな出会いが訪れる中、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて5人ですき焼きパーティーを開催することに。こだわりの食材や道具を持ち寄った3人が訪れたとわ子の部屋で、慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づき、内心ショックを受ける。ひょんなことから、とわ子と2人きりになったタイミングで、その理由を問いただす慎森だったが、徐々に胸に秘めていた思いがあふれていき…。
しかし、その晩。どういうわけか、唄や元夫たちの目の前でとわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に…! 突然の出来事にあっけに取られる慎森…。とわ子にいったい何が!?
情報提供元:WWSチャンネル
記事名:「伊藤沙莉、念願の坂元裕二作品のオファーに「幸福すぎて叫びました」<大豆田とわ子と三人の元夫>」