24日、紀元前3世紀に起こった中国の楚漢戦争を舞台に繰り広げられるミュージカル作品「花・虞美人」の制作発表記者会見が、都内某所で行われた。
本作品は、岡本貴也、完全書き下ろしのオリジナルで制作。劉邦(りゅうほう)と項羽(こうう)の男の戦いには偉大なる女・虞姫(ぐき)の存在があり“虞姫”の別れ、怨み、愛を惜しみなく描く。中国では有名な、「項羽と劉邦」の物語に基づき、虞姫にスポットをあてて描いた、新しいストーリーとなっている。
虞姫役には、宝塚歌劇団宙組6代目トップスターの凰稀かなめが大抜擢。退団後、待望の初主演作となる。劉邦には、日本でも大活躍中の韓国ダンスヴォーカルグループ「超新星」のリーダーであるユナク、項羽には清水良太郎をキャスティング。
脚本・演出を担当する岡本貴也氏は「歴史の本にも1行ほどしか出てこない虞姫という2000年前の美女を、現代によみがえらせたらどうなるか」をイメージしながら本作品に挑みたいと述べ、「テーマは中国で、キャストには韓国の方もいらっしゃって、それを日本でやるということで、アジアのパワーを持った良いミュージカルになるといい」と意気込みを語った。
主演を演じる凰稀かなめさんは、今作品について「宝塚退団後、初めての主人公なので少し緊張もあるが、楽しみにしている」と語った。また、「最高の共演者のみなさんと共に素敵な作品をつくっていきたい」と意欲を見せた。
記者からの質疑応答タイムでは、さまざまな質問が飛び交う中、会場は舞台の衣装の話題に。「古代中国が背景だが、衣装は重たかったりするのか」という質問に、凰稀さんは「宝塚時代には30キロ、40キロ(の衣装)が当たり前だったので、今回はとても軽く感じた」と回答し、会場を驚かせていた。
また、宝塚時代、たくさんの殺陣をやってきたという凰稀さん。本作品では残念ながら殺陣のシーンはないといい、「男性陣のかっこいい立ち回りを楽しみにしています」と期待している様子だった。
豪華キャストの中でも、ひときわ目立っていたのが、韓国のVライン王子、ユナクさん。キリッとした顔立ちに、女性記者たちはメロメロ。19歳のころから名古屋で生活をし、大学に通っていたユナクさんは、驚くほど流ちょうな日本語で会見に応じていた。「宝塚出身の方との共演は二回目」とのことで、「みなさん実力派なので、いつも刺激を受ける」とコメント。
時代劇や歌舞伎で活躍している石橋直也さんは、今回がミュージカル初出演。会見中、「歌いたくない」アピールがすごかったものの、殺陣についての解説や意気込みからはプロ意識がひしひしと伝わってきた。
2017年3月から東京を皮切りに行われる「花・虞美人」。約半年間の稽古を通して、出演者たちのチームワークはどれだけ育まれるのか・・・!是非、息のあった素敵なミュージカルを期待している。
上演決定チケット特別先行予約は8月25日12:00からeplus (http://eplus.jp/gubijin-s/)で開始!
2017年3月より、東京・名古屋・大阪の3都市で公演。
■東京公演
日程: 2017年3月26日~31日
会場: 赤坂ACTシアター
■名古屋公演
日程: 2017年4月15日~16日
会場: 愛知県芸術劇場大ホール
■大阪公演
日程: 2017年4月22日~33日
会場: 大阪森ノ宮ピロティホール
【あらすじ】
真実の愛か、思い恩義か。
ふたりの男に愛され、選んだのは・・・!
美しい娘・虞姫と、青年・劉邦は、永遠の愛を誓いあう。だが・・・。
幸せの絶頂だった結婚前夜、奏の始皇帝の軍が村を襲い、虞姫は連れ去られてしまう。
劉邦は決死の覚悟で虞姫を救いに行くも、すでに虞姫の姿はない・・・。
引き裂かれる二人・・・。
そこに現れる一人の男、項羽・・・。
別れ・復讐・そして愛。
はたして虞姫の運命は・・・。
脚本・演出
岡本貴也
キャスト
凰稀かなめ/ユナク(超新星)、清水良太郎/松田凌、石橋直也、桑野晃輔、今井ゆうぞう、小野健斗/岡田亮輔 ほか
主催: ミュージカル「花・虞美人」舞台制作委員会
協力: 株式会社ケイローズ/ 株式会社ジェイロック/ 株式会社ケイダッシュステージ/ 株式会社ディコンプレックス
<チケット料金>
プレミアムシート ¥13,000
S席 ¥11,000
A席 ¥7,000
※未就学児童入場不可
<先行発売>
8月25日(木)12:00~ 8月31日(水)23:59
eplus (http://eplus.jp/gubijin-s/)
<一般発売>
2017年1月予定
<お問合せ先>
株式会社ジェイロック TEL: 03-5485-5555
「花・虞美人」公式ホームページ: http://www.hana-gubijin.jp/
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