来春、東京と大阪で上演されるミュージカル『タイタニック』の全キャストが発表になり、主役の設計士アンドリュース役に加藤和樹の出演が決まった。
誰もが知る、英国客船タイタニック号沈没事故を基に、その緻密なドラマ性と洗練された歌詞・楽曲は高い評価を受け、1997年度トニー賞、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀作詞作曲賞、最優秀ミュージカル装置デザイン賞、最優秀編曲賞の5部門受賞の快挙を果たした人気作だが、今回上演されるのはタイタニック号沈没後100年を迎えた2013年に、演出家トム・サザーランドの「船の悲劇ではなく、実際にそこに生きた人々の物語である」という考えにより、それぞれの『人間・人々』や『人生』に焦点を当て、登場人物はすべて実在の人物、あるいはそれをベースに作られた人間たちの、そして登場人物それぞれの物語が並行して進む史実に基づいて作られた群集劇として再構成されたものとなっている。
そして、今回、重大な役柄であるタイタニックの設計士・アンドリュース役に大抜擢されたのは、世界初演ミュージカル「レディ・ベス」で初の帝国劇場の舞台に立ち、ミュージカル界に新たな新風を巻き起こし、話題と注目を集める加藤和樹。その他、日本ミュージカル界きっての実力派 鈴木綜馬、藤岡正明、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、光枝明彦。さらに、ミュージカル界の次世代を担う若手俳優 古川雄大、入野自由、菊地美香などの顔ぶれだ。
<アンドリュース役:加藤和樹コメント>
このオーディションの結果を聞いた時は正直信じられませんでした。映画でも大ヒットした「タイタニック」ですが、沈没後100年目に上演された「タイタニック」にはもう一つの人間ドラマがありました。ウエストエンドのミュージカルは心に響くものがあり、とても難しい演目だと思いますが、精一杯設計士・アンドリュースとして生きぬきたいと思います。是非、映画やブロードウェイ版をご存知の方も観に来ていただけたらと思います。
公演は来春、東京・Bunkamuraシアターコクーン、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。チケットは2015年1月17日(土)より一般発売を予定。
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