INTRODUCTION
―イタリアは、この日、青春と決別した。 学生運動の波が高まるイタリア。かの有名なミラノの大聖堂ドゥオモの裏にあるフォンターナ広場に面した全国農業銀行が何者かによって爆破された。このイタリア最大の未解決事件<フォンターナ広場爆破事件>を『輝ける青春』の名匠マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督が映画化。監督は当時、まだ十代の青年だった時にこの事件を目撃し、いつか必ず映画にして真相をつきとめたいとすべてを賭けて映画化に取り組んだ。 かつて多くの若者が理想を信じ、世界を変えようとした時代があった。しかし、この事件以降、イタリアは変わった。事件を闇に葬った巨大な力の前に、イタリアの青春は終わった。本作は、巨大な力に翻弄されながらも真実を見いだそうとする人間の姿、悩み、葛藤、信念、希望、絶望、そして愛を描き、観客に深い感銘を与える。まさに名匠ジョルダーナならではの渾身の傑作! |
STORY
一人の容疑者と、一人の警視。 その二人を繋いだのは、信頼か悔恨か。 1969年12月12日16 時37 分。ミラノ。大聖堂ドゥオモの裏側にあるフォンターナ広場に面した全国農業銀行が爆破された。死者17 人、負傷者88 人。ミラノ警察は、アナキストたちの犯行を疑い、彼らを次々に連行、彼らのリーダー的存在である鉄道員ピネッリも容疑者とされた。だが現場の指揮をとるカラブレージ警視は、ピネッリの人間性を信頼し、彼らの犯行だとは簡単には信じられなかった。そして、ある夜、思いがけぬアクシデントが起こる。ピネッリが、取調中に転落死を遂げてしまったのだ。自殺か、事故死か、殺人か。ピネッリの妻は夫の無実を信じ、警察を訴える。カラブレージ警視は裁判でその矢面に立たされながらも、次第に爆破事件の真相に近づいていくが、そこには知ってはならない真実があった……。 |
CAST & STAFF
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監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ(『輝ける青春』『ペッピーノの百歩』) |
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『フォンターナ広場―イタリアの陰謀』 |