INTRODUCTION
|
インテリでシニカルな全身不随の大富豪と、粗野で愛嬌モノの黒人青年、出会うはずのないふたりに起こった、最高の奇跡とは──? 2011年フランス興収NO.1! フランス国民3人に1人が観た。※2011年フランスにおける動員数のべ1910万人 幸福な衝撃! おなかを抱えて笑い、気づくと大粒の涙が流れている─。 こんなにも愛おしい映画を見たことがあるか。 |
STORY
|
別世界に住むふたりが、まさかの友となる。 まるで異次元に住むような、ふたりの出会い── 「クール&ザ・ギャングがお薦めだ」「知らんな。ショパンは?」スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)と、パリに暮らす大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)。このふたり、初対面から全く話がかみ合わない。パラグライダーの事故で首から下が麻痺し、車椅子生活を送るフィリップの介護者の面接にドリスが応募してきたのだが、彼に働くつもりはなかった。不採用の証明書3枚で支給される失業手当が欲しいだけだ。 その夜、ドリスは半年ぶりに幼い弟や妹のいる家に帰るが、怒った母親に追い出されてしまう。 すべてが異文化、果てしなくかみ合わないふたり── 翌朝、書類を受け取りに再びフィリップを訪ねたドリスは、なぜか採用されてしまう。邸を仕切るイヴォンヌに案内された、豪華な個室と専用の浴室を見て、働く気になるドリス。 さっそく介護の訓練が始まるが、ドリスはお気楽なマイペースを崩さない。秘書のマガリーを口説き、フィリップの脚に熱湯をかけて“実験”し、彼の状態を忘れて携帯電話を差し出す。反抗的なフィリップの養子も、容赦なく叱り飛ばす。口から出るのは、下品な下ネタや危ないブラックジョークばかり。前任の介護者はみんな1週間で逃げ出したほど傲慢で気難しいフィリップも、負けじとシニカルなユーモアや深い教養で切り返す。そうしてやり合ううちに、フィリップの表情は日に日に活き活きとしてきた。 偽善が大嫌いなふたりに、芽生え始めた友情── 心配してドリスの経歴を調べた親戚が、宝石強盗で半年間服役した前科者だから気をつけるようにとフィリップに忠告する。しかしフィリップは、「彼は私に同情していない。そこがいい。彼の素性や過去など、今の私にはどうでもいい事だ」と、毅然と答えるのだった。 フィリップを車の荷台に乗せるのを「馬みたいだ」と嫌がって助手席に座らせたり、早朝に発作を起こした彼を街へ連れ出して落ち着くまで何時間も付き合ったり、意外にもドリスには自然な思いやりや優しさがあった。さらに「女に関してだけど、アッチ方面はどうしてるの?」とズケズケと尋ね、深刻な話も笑いに変えてしまう。そんなドリスの魅力に、邸で働く人たちもだんだん惹かれていった。 ドリスに心を許したフィリップは、不治の病で亡くなった最愛の妻との思い出を語り、「一番つらい障がいは彼女の不在だ」と打ち明ける。悲しみをたたえたフィリップを温かい眼差しで見守るドリス。 うまくいかない人生も、ふたりなら乗り切れる── ある日ドリスは、フィリップの文通相手の女性に勝手に電話をかける。半年も顔も知らずに手紙だけで付き合うなんて、ドリスには時間の無駄としか思えない。フィリップは慌てるが、彼女との会話は楽しかった。やがて写真を交換することになり、ドリスは「障害なんて気にしないさ」と自信満々に写真を選ぶが、フィリップはこっそりイヴォンヌに事故前の写真と換えさせる。事態は急展開、フィリップは彼女と会うことになる。だが、イヴォンヌの付き添いで待ち合わせのカフェに行ったものの、すぐに逃げ出してしまう。 「遠くに行きたくないか」というフィリップからの電話で、全てを察するドリス。ドリスもまた少しばかり落ち込んでいた。弟が悪い仲間と付き合っていると知り、母親が心配で会いに行ったのだが、職場から出てくる彼女に声をかけられなかったのだ。 そんな傷心のふたりが専用飛行機に乗り込み、着いたその先は、パラグライダーが舞う大高原。やがてふたりは嫌なことなど吹き飛ばすように、大笑いで大空を飛んでいた。 最強のふたりに訪れる突然の別れ。だが── 笑いと冒険に満ちた日々を送るふたりに、別れは突然やって来た。ヘマをして仲間にシメられた弟が、ドリスのもとに逃げ込んで来たのだ。家族のことを真剣に思うドリスを見たフィリップは、「やめにしよう。これは君の一生の仕事じゃない」と提案する。翌朝、名残を惜しむ邸の人々に、陽気に別れを告げるドリス。 フィリップは真っ当な介護者を雇い、ドリスは運転手の仕事を見つける。ドリスは自分の人生を再スタートさせるが、フィリップは再び孤独に陥っていた。そしてドリスは突然真夜中に呼び出される。いったいフィリップに何があったのか──。 |
CAST & STAFF
|
<CAST> |
『最強のふたり』 ジャパンプレミア試写会へ10組20名様をご招待 (東京都)!
|
笑いと涙が溢れてとまらない! |
|
『最強のふたり』 |