INTRODUCTION / STORY
新たなる伝説が始まる。 『HERO』―。2001年1月、21世紀の幕開けと共にスタートしたこの作品は、全11話の平均視聴率34.3%という天文学的な数字を叩き出し、伝説として語り継がれる連続ドラマとなった。その後、5年の沈黙の後に放たれたスペシャルドラマも30.9%という数字に輝き、満を持してスクリーン初登場となった劇場版は、2007年日本映画最大のヒットを樹立。そして2014年。「シーズン2」が連続ドラマとして劇的なカムバックを果たし、初回26.5%の驚異的な視聴率で再び日本全国を熱狂させた。あれから1年。わたしたちは、『HERO』の新たなる伝説を再び映画館で目撃することになる。スーツを着ない型破りな検事・久利生公平を中心に、東京地検城西支部の個性的な面々が現代的な事件の数々に立ち向かう。事件に大小はない。時代がいくら変わっても、このシンプルでひたむきな「真実」は瑞々しい輝きを放っている。主演は、もちろん木村拓哉。北川景子をはじめとする「シーズン2」のレギュラーメンバーはそのままに、本作では『HERO』ファン待望の、松たか子扮する雨宮舞子が復活。さらに、久利生の前に立ちはだかる外務官僚役で佐藤浩市が登場する。 今回の物語は「大使館」という謎のベールに包まれた舞台を中心に展開する。某国大使館の裏通りで起きた交通事故の真相を追う久利生。しかし、大使館は決して踏み込んではならない「絶対領域」だ。この乗り越えられない「壁」を前に、久利生と城西支部はかつてなかったような闘いを見せる。 これまでのような「目に見える敵」が相手ではなく、国際社会のルールとも言うべき「治外法権」「外交特権」と向き合う『HERO』が、最後の最後に見せる「正義」のかたちとは、いったい何か!? 2007年の映画『HERO』が、劇場版ならではのスケールを追求した一本だったとすれば、2015年の映画『HERO』は、まさに『HERO』にしか成しえないスピリットを銀幕で披露する勝負作。監督、鈴木雅之。脚本、福田 靖。音楽、服部隆之。『HERO』シリーズの生みの親でもある不動のトリオが再結集し、この夏最新のレジェンドを送り届ける。 |
STORY
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絶対に侵してはいけない大使館の領域 ネウストリア公国大使館の裏通りで、パーティーコンパニオンの女性が車にはねられ死んだ。東京地検城西支部の久利生公平検事(木村拓哉)は、事務官の麻木千佳(北川景子)と共に事故を起こした運転手を取り調べる。すると、ふたりの前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が現れた。現在、大阪地検難波支部で検事として活躍する雨宮は、広域暴力団が絡んだ恐喝事件を追っており、その重要な証人が、久利生が担当する事故の被害者女性だったのだ。 これは単なる交通事故ではない。そう感じた久利生と雨宮は合同捜査を開始するが、雨宮は久しぶりに再会した久利生のあまりの変わらなさに呆れる。事故当時の状況を知るために、ネウストリア公国の大使館員から話を聞こうと、大使館に出向き直接交渉を試みるものの、あっさり断られる久利生。なぜなら、大使館には日本の司法がまったく及ばない「治外法権」が存在するからだ。言ってみれば、それは「日本のなかに存在する外国」。国際社会における各国の当然の権利であり、たとえ正義の名の下にでも、それを侵すことは外交を崩壊させかねない禁断の行為でもあった。 諦められない久利生はアプローチを重ねるが、当然の事ながら大使館側はまったく応じず、やがて、事態を重く見た日本の外務省・松葉圭介(佐藤浩市)から、思いがけない圧力さえかかってくることに。さすがの久利生も、「大使館」という決して侵してはならない「絶対領域」の前になす術なく、捜査が進展せず暗礁に乗り上げてしまう…。 果たして、久利生は「大使館の壁」の向こう側にある真実に辿り着くことができるのか――。 |
CAST & STAFF
木村拓哉 北川景子 |
『HERO』オリジナルTシャツ5名様にプレゼント
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HERO IS HERE |
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『HERO』 |