INTRODUCTION
人々の抱える“想い”、その描写の美しさで名作の呼び声高い「草原の椅子」がついに映画化となりました。 原作者の宮本輝は、1995年に発生した阪神・淡路大震災で家を喪ったことをきっかけに、震災から半年後にシルクロード6千700キロ、40日間に及ぶ苛酷な旅を体験。何もない荒涼とした大地を前に人の生き方などについて考え、“人間力のあるおとな”を描こうと本作を執筆しました。 『戦場のメリークリスマス』『乱』『失楽園』『雨あがる』『武士の家計簿』など日本を代表する名作を多数世に送り出した稀代のヒットメーカー・原正人がこの本に感銘を受け、構想10年の歳月を経てついに映画化が実現。設定を2011年に発生した東日本大震災以後の東京へと変更し、実現不可能と思われた“世界最後の桃源郷”と呼ばれるパキスタン・フンザでのロケを実現させました。 『八日目の蝉』で日本アカデミー賞を始めとする数々の映画賞を総なめにした監督・成島出と、役者として圧倒的な存在感を放つ佐藤浩市がタッグを組んだ本作の公開に先立ち、1月22日(火)に一般試写会を実施いたします。 |
STORY
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遠間憲太郎はカメラメーカーの営業局次長として働くサラリーマン。すでに妻とは離婚しており、20歳になる娘と一緒に暮らしていた。ある出来事をきっかけに、取引先である「カメラのトガシ」の社長・富樫との間に友情が芽生える。社会に出て50歳を過ぎてから新たにできた友人の存在に最初はとまどっていたが、富樫のまじめかつ寛大な性格に親近感を抱き、心を通わすようになる。互いに本音を語り合う中で、2人はこれからの人生をどう歩んでいくのかを模索していくようになる。そんな折、2人は母親に虐待され心に傷を負った4歳の幼い少年・圭輔と出会う。他人になかなか心を開かない圭輔だったが、遠間が密かに想いを寄せる器屋のオーナーの貴志子には自然に懐き、次第に遠間たちにも打ち解けるようになる。だが圭輔は、将来へ不安を残すほどの大きな傷を抱えていることに変わりなく、そのことに遠間たちは心を痛めていた。ある時遠間は、富樫の店で不思議な写真と出会う。草原に椅子がぽつんとある、ただそれだけの写真なのになぜか心に突き刺さった。その写真に心を動かされた遠間たちは、圭輔や自分たちの生きる道を探すため、「世界最後の桃源郷」と呼ばれるフンザへと旅立つ決意をする。広大無辺の大地を目指した旅の果てに、それぞれが手にするものは――。 |
CAST & STAFF
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出演:佐藤浩市 西村雅彦 吉瀬美智子 |
特別試写会へ15組30名様をご招待!
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■名称:『草原の椅子』 試写会プレゼント |
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■タイトル:草原の椅子 |