ご報告
この度主人が15年間の選手生活から引退する事になりました
出しゃばって私が発言するのもどうかと迷いましたがこちらでも彼の妻という事でご縁があった方もおりますし、少しでもお礼も伝えたくこちらでもご報告させていただく事にしました
…と、ここからは少しでも気持ちが伝えられる様に私の自然な口調で伝えさせていただく事をお許しくださいm(_ _)m
まずは多々迷惑をおかけしたにも関わらず15年間も選手と雇用してくださった埼玉西武ライオンズには感謝の気持ちしかありません
15年間もの間大好きな野球を同じ球団でプロとしてプレーできた事はとっても恵まれていて幸せな選手生活ができていた証拠だと心から感謝しております
そして良い時も悪い時も、ドキドキや喜びや怒りを共有して応援して支えてくださった方々にも心から感謝の気持ちでいっぱいです
私達夫婦の会話は8割が野球の話(私はあまり意味がわかっていない事多々。笑)で
一緒にいる時の会話も、遠征に行っている時の電話での会話もほとんどが野球の話であまり意味のわかっていない私にずっと野球の話を延々とする程彼の頭の中はいつも野球の事でいっぱいでした
休みの日もまずは球場に練習に行ってから1日がはじまるのが当たり前で、家でもいきなりバットを握り振ってみたりお風呂に入る時まで野球の映像をみていたり、とにかく馬鹿がつくほど野球が好きで毎日野球の事を考えて努力して、何より野球の話をしている時、野球をプレーしている時が一番楽しそうな顔をしていました
そんな野球馬鹿の彼が15年もの選手生活を引退する事は本当に本当に本当に色々な想いがあっての決断だと思います
でもきっと引退していく人のほとんどが、もっともっと野球をしたい、せめてあと一年、二年チャンスをくれたら結果が出せるかもしれない、まだ諦めたくない、、
と思い悔やみながらやめていくんじゃないかな…と。。
やり切った!もう悔いはない!!
と心から思って引退できる人がどれたげいるのだろう?
そんな人は本当にごくごくわずかな人だけなんじゃないかな、、と思います。。
それだけ夢も給料も多い分、とても厳しい世界なんだと思います
だからこそ必ず訪れる引退の時に残る悔いが少しでも少なく済むように、野球がうまくなる事だけを考えて、毎日毎日バットを握り野球の事だけを考えていたのだと思いますが、。
引退を決断した日の夜に
「あ…俺もう練習に行かないのか」
「もうバット握らなくもていいんだ…」
と呟いた彼の言葉で胸を締め付けられました
結婚して9年、野球を通じてたくさんの喜び、感動、緊張、悔しさ、、たくさんの貴重な経験をさせてもらいました
全てが大切な思い出で宝物です
そして何よりここまでやってこれたのは周りの方々に恵まれた事、恵まれた環境を与えていただけた事、、周りの方々の協力、応援があっての事で本当に感謝しています。
そして私にまでとても温かい言葉をかけてくれたり気にかけてくださった方々、本当に嬉しかったです
本当にありがとうございました(^-^)
今後はたとえ中継を見ても球場に行っても代打のコールをドキドキしながら待つ事も無くバッターボックスに立つ彼の姿を見る事もないんだと思うと脚の骨折で最終戦の球場に行けなかった事が情けなく、唯一心残りです笑
そして私は埼玉生まれの埼玉育ち!!
これからもずっと大好きな埼玉西武ライオンズを応援していきます!
本当にありがとうございました(^-^)
人生何事も通過点〜!!
上本昌代