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【試合総括】三浦 泰年監督

まだ残暑が厳しいというか暑さが残る中、今日の試合は非常に湿気も高かったのではないかと思われる状況の中で、選手は最後まで集中してプレーしてくれたと思いますし、我々にとっては勝点３という良い結果が出たと思っています。同時に岐阜さんもお互いに天皇杯を120分戦ったあとの試合であり、レギュレーションも13時からの試合でお互いに消耗する試合であったあと、岐阜さんは九州まで移動してきた。そういう事を考えるともちろんお互いですが、岐阜さんの最後まであきらめない気持ちや粘り強さを強く感じた試合であり、状況によっては最後、展開がどうなるか分からない状況だったと思います。
そういう中で振り返れば、我々は前半に非常に良い入りをして先制点をとれた事。いつもよりボール回しのリズムとテンポを早い時間で取れたという事によって少し焦りを感じた立ち上がりにしっかり点を取れた事が選手たちにこの試合を前向きに間を取りに行くという思考になったのかと思います。
後半は早く動いて速攻でまた追加点を取る事ができた。それは非常に大きかったと思います。もちろん２－０にしてからの戦い方は、我々の嗜好するサッカーは時間稼ぎをするのではなく、もう1点を取りに行くサッカーを目指しています。その点を取りに行く中での失点というのは、より確率を上げて勝利すると事を考えた時にこの辺のゲームの進め方をもう1度失点をチェックした中で攻めながらゼロで抑えるという事を追求していきたいと思っています。
ただ、その後もしっかり落ち着いて（金）ジョンピルを入れてからはやはりこの1点をしっかり守り切るというメッセージを入れている訳ですから、そういう意味では最後にしっかり締めた。そういう事を考えるとチームの成長を感じるところであります。
とは言ってもすぐに月曜日に中2日でアウェイで千葉と、それも13時に試合があるわけですからこの試合の余韻に浸ることなく、次の試合の準備をしなくてはいけない。明日8時30分にはまた、ここに戻って来てトレーニングをしなければいけないの訳ですから早く家に帰ってゆっくりしなくてはいけないと考えています。

【以下、質疑応答】
Ｑ：リードした中での早い時間の選手交代についてはどのような意図がありましたか？
Ａ：相手も後半の立ち上がりに少しバイタルのところが空いてきた。ダブルボランチにしてたもののボールが上手く廻せる状態にあるなと。より上手くボールを廻す為には疲れていない竹内のスキルが活かされる状況にあるなと後半開始10分までに感じたので、（鈴木）慎吾の運動量も含め判断しました。入った直後に（木村）祐志から池元に、それを咄嗟にサポートした竹内の動きが必要だった。そういう意味では躊躇なく決断できる交代だと思います。

Ｑ:チーム最多の7試合負けなしとなりました。
Ａ：何試合どうであるとか、自分たちの数字とかはあまり気にしていないです。私がいつも考えているのは勝点３がプラス加わったこと、それ以外は順位も興味はないですし、何試合、何連勝、何試合負けなしいうのも勝った後に大きな声で言うような事でなく、次の準備をする事が非常に大事になってきて、この先どのように勝点を重ねるかが非常に大事になってくると思います、ただし、そういう良い事は自分達の自信に代えて、それが１つの勢いになり、勢いを止めない為にも良い結果を振り返らないことが大事になると思います。

Ｑ：審判の笛で攻撃のリズムが取りにくかったと思いますが如何でしょうか。
A：天皇杯を120分戦った後にお互いが非常にハードワークしている中で前半のアディショナルタイムが5分もありました。そうなると5分までのアディショナルタイムは選手のインタバルがそのまま短くなる訳で、それに対しては私の考えではやはりもっとスムーズに選手の出し入れをするなり、そういう判断を間違っているから前半に5分のアディショナルタイムが生まれるわけで、選手の回復にとっては危険なことだと思います。それはFC岐阜さんに対しても同じ事だと思います。頭を打ったなどで時間を確保しなければいけない状況であれば仕方のない事だと思いますが、足の怪我でこれだけのアディショナルタイムが生まれたというのは、やはりレフェリーの判断ミスだと思います。ただ、そうであってもまたはレフェリーの笛で止まる事が多くても選手は何も言い訳になりません。それによってリズムが出なかったから勝てなかった、そうとも言えない、相手のほうが倒れる時に我々には笛が鳴らない、それでも言い訳には全くならない。彼らはトレーニングの中からそういう言い訳をしないというトレーニングをしていますので、今日の流れであっても彼らはしっかり自分達のメンタルをコントロールして、試合をしっかり勝点３を奪ってきました。その辺のメンタリティの部分も成長に証なのではないかと思っています。